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クアドラプル 5
「マジ、あんときは悪かったな… マスコミには出ねえように頑張ったんだけどな…」
「いいんです。お陰でみんなと同級生になれたしトラくんとも…」
「そうね、あなたが三年の五月に編入してきた時はビックリしたわよ。でもそこから頑張ったわよね、あの二学期の期末試験の全教科満点って、未だに伝説なのよ」
「そうですか。でもあの事で私どんな逆境にも屈しない強い心を持てた気がします」
「ホントね。その後、お正月にお父様亡くなられて。でもまたそこで頑張って、都立の名門日々矢に入って。亡きお父様は、どんなにあなたを… うっうっうっ…」
「ったく… 泣くなかずみん! ほれ、後半始まんぞ! って、アンタの旦那、今日はベンチなのか?」
「G Mはベンチには入りません、スポンサー席にいる筈です」
「あれ、そー言えば、景虎は?」
「実家に預けて来ました。そろそろサッカー見せたいんですけど、まだ2歳ですから」




