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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第6章
398/440

クリーンシート 2


 前もって島田光子に連絡を入れると、驚くことに彼女は未だにガラケーであり、電話しか受け付けないそうだ、


「おお、いつでもいいぞ。え? 女、子供連れ? やるじゃんかケンタ。見せろ会わせろ!」


 と言ってくれたので、金曜日の練習後、いやがるトラを引き摺りながら三人で電車に乗ったのだった。



「大分、普通に歩ける様になったな、トラ」


 若干、左足を引き摺りながら、


「まあな」



 最近のトラは、暗い。それもその筈だ。あれだけ出場を心待ちにしていた二次リーグを全て棒に振ってしまったからである。



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