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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第6章
395/440

x G 5


「ちょっと、何してんですか! 嫌がってるじゃないですか!」


 上の方から力強い男性の叱咤の声がする。中野の息遣いが止まる。


「アンタ、関係ないだろ。出て行けよ」


 中野が吐き捨てる様に言うと、


「でもその女性、泣いているじゃないですか。警察、呼びましょうか?」


 チッと言いながら、中野は立ち上がり、


「退いてくれ。僕は帰る。言っとくけど、この女が誘ってきたんだからな。誘ってきたんだからな」


 そう言い捨てて、中野は部屋から出て行った。


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