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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第6章
370/440

マリーシア 3



「はーーい。そこまでっ 全員、動くな!」



 彼らの知らぬ間に、倉庫の入り口いっぱいに警官隊がこちらを凝視している!



 そして先頭の刑事の合図と共に、あっという間に8人を確保する。



 その刑事が不貞腐れている川崎の首領に向かい、


「前田―、お前自分が何やったか、わかってんのか?」


「知らねーよ。オレは、蒲田の、コイツに頼まれてココを教えてやっただけだよ」


「誘拐。監禁。暴行。お前ら、今回はちょっとシャレになんねーぞ」



 そ、そんな、と口々に喚き散らし、


「そ、そーだよ。コイツと、トラとちょっと仲良く話しただけだって…」


「そーそー。そんでちょっと話の行き違いって奴で、つい…」



 刑事はハーと溜息を吐きながら、


「おっ。お前丁度スマホで動画撮ってくれてたのか。丁度いい証拠になるわ、サンキュ」


「クッソ… てか… トラ、テメエ。サツに頼るとはな… 最低のクソ野郎め…」


「マジで… 最低の男だなコイツ… ま、足の骨を折っといたからザマあだけどな」



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