355/440
インプレー 7
「この子達… もう帰宅させて、いいかな?」
亜弓は首を縦に振ったが、
「いや、コーチ。俺、残ります… 二人が無事であるのがわかるまで」
「「「ウチらも」」」
「でも、何時になるかわからないし。わかり次第連絡するから…」
「「「「イヤだ!」」」」
健太はふーと溜息をつき、
「じゃあ、遅くなると親には連絡しておけ」
と言う事しか出来なかった。
「永野サン。後はそのデカに任せて。ねえ、お腹空いてない?」
全く空いていない、食欲どころじゃない、と言いながらお腹がギュルルとなり、一拍して亜弓とミキが爆笑し、
「よし。今夜はアタシの奢りだ。焼きそばでいいか?」
健太と四人の生徒は力なく頷くしかなかった。




