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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第5章
321/440

VAR 4


『だから、練習試合で強いところとやってみるのがいいかと』



 健太はトラからのメッセージを眺めながら、ソーダ水をクイッと飲み込む。



 練習試合。それも、富士見坂レベルの相手。健太はその相手は一択しかないと思い、スマホの連絡先のアプリをタップし、出来れば練習試合を頼みたい旨書き込み送信する。



 スマホをテーブルに置くや否や、電話がかかって来る。



「健太さんから連絡なんて珍しい。こないだはどーもでした。蒲田南、頑張ってるみたいですねー」


「おうマサ。急にすまんな。ところでさっき書いた件なんだけど…」


「いいですよ。Aチームはちょっと厳しいかもしれませんけど、Bチームで良いのなら。喜んでー」


「おお、助かる。是非頼む。時間と場所は任せるよ」


「それなら、急なんですけど、今週末の土曜日、如何ですか? グランドはウチの第二グランドで。十五時から」


「えーと、第二グランド、十五時。すまない。ホント助かる」



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