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間接フリーキック 2
あのミーティングの翌日。一美から渡された参考書とワークノートをあかねに渡す。
「これ。教えてくんね?」
あかねはビックリ仰天して、
「ど、どうしたの…」
「それは、」
トラはあかねをじっと見ながら、
「お前の親父との、約束」
あかねは目に薄っすらと涙を浮かべ、
「お父さんとの、約束って…」
「ああ、絶対プロになるって」
「うん。それで、その為に?」
「かずみんが、海外でサッカーやるなら、英語は絶対必要って。そりゃそーだ」
「そうね。うん。そうよ。絶対に必要よ。日本のサッカーと習慣が劇的に変化しない限りあなたは海外へ出るべきだわ。わかりました。英語教えてあげるわ」
それから毎日、学校と部活の帰り、蒲田駅近くのファミレスや「スナックあゆみ」での勉強会が始まった。それこそ、ABCの書き方からのスタートであった。




