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DMF 1
あれからトラが自室に上がっていって−あの店の上に住居部分があり、トラとママはそこで暮らしているという−、ママが焼酎のボトルを開けてくれた。それを三人で飲んでいると遅くから客が入り始めた。
一人でその焼酎をちびりちびり飲んでいると、次第に客は帰って行き、そろそろ閉店だと言うので時計を見たら二時半だった。
勘定をカードで支払い(値段は一切記憶にない)、新丸子のマンションまで多摩川沿いにフラフラと歩いて帰ると三時半。そのままベッドに倒れ込み、ハッと目覚めると昼の十二時を過ぎていた。
酷い頭痛がし、半分寝ぼけながらシャワーを浴びると、スマホにラインのメッセージの着信がポップアップしている。
誰だよ、トラトラトラって? こんな奴知らねえ、と削除しようとして唐突に昨夜のことを思い出す。
「明日。二時から。ウチの学校のグランドで練習。」
「やるなんて一言も言ってねえぞ!」
「いいから。来いよ。今夜のこと、忘れたわけじゃねーよな?」
「うっ… で、どこの中学?」




