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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第5章
303/440

PK 4


 授業後。トラの机に歩み寄り、


「松本君、どうしたの? 何か変なものでも食べたの?」


「んだよその言い草は。酷くね?」


「ご、ごめんなさい… でも、どうして急に?」



 トラは立ち上がり、そっと一美の耳元で


「あかねの親父と、約束したからよ。ぜってープロになるって」


 一美はトラを凝視する。


「プロになるにはよ、こーゆーのちゃんとしてねーとダメだって、ケンタが言ってた」


 一美はあまりの衝撃に立ち尽くし、やがてカクカク首を縦に振りながら後退りし、教室を出て行く。



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