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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第4章
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エラシコ 8


 玉城と志村は一年生の平谷のところに歩み寄り、


「ちゃんと成長してるじゃないか。なかなか良かったぞ。で。遅刻癖、相変わらずか?」


「えーっと。昨日の夜はコーチの家に泊めてもらって。今朝は起こしてくれて、楽チンでした。部活って、楽しいっすね」


 嬉しそうに微笑む平谷に二人は吹き出す。


「そ、そうか。良いな、部活。うん。でだなー」


「中学出たら。ウチ、戻って来いよ?」


 平谷はうーんと考えながら、


「試合の前の日、シムさんち泊めてもらえます?」


「「バーカ」」


「テヘ」



 その後二人は小谷の元に行き、


「今度、ウチの練習に出てみないか?」


 小谷は唖然とした後、


「ぜ、ぜひお願いしみゃす」


 と噛んでみせるとチームメイトが大爆笑する。



 それを柔らかな細い目で眺めながら、玉城は志村に、


「部活も、良いもんだな」


 と呟くと、志村も黙って深く頷いたものだった。



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