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エラシコ 5
「そっか、玉電の永野、さんでしたか!」
振り返ると、どこかで見たことのある二人組の男が健太に近づいてくる。
「我々、S C東京のユースチームの玉城と申します。こちらはコーチの志村、です」
「…… お二人とも、元S C東京の… お疲れ様です…」
健太が現役で蹴っていた頃には、バリバリの若手Jリーガーとして活躍していた二人だった。
「いや、良い試合見せてもらいました。永野さん仕込みの良いチームじゃないですか。まるであの頃の玉電の様に」
「そんなことは… 今日はスカウトに?」
「ええ。ココだけの話、慶王の子達を見にきたんですが…… あのボランチの6番。少し話させてもらえませんか?」
「松本、ですか。どうぞ」
健太はベンチでヘタっているトラを呼び出す。




