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WB 4
「ううー、キっつー…」
「ひでー女じゃん。なにそれ、信じらんない」
二人の女が激しく健太に同情してくれるも、
「でも、まあ、思い返してみたら思い当たることも多々あってさ。仕方ねぇかなって」
ママが空になったビール瓶をよく冷えた新しい瓶に換えてくれた。そして栓を抜き健太のグラスに注ぎ足してくれる。
「正直、女房はいいんだ。元々育ちも全然違うし。向こうはお嬢さん育ち、こっちはサッカーしか知らない下町育ちの庶民。合うはずなかったんだ」
「……」
「でも、克哉は… 息子は… 」
健太はそれ以上、何も言えなかった。
僕、パパみたいなサッカー選手になるんだ、と目を輝かせながら、昔健太が出ていた試合のD V Dを観ていたことを思い出すと、鼻の奥がむず痒くなってくる。
今は大学のサッカー部でそこそこ頑張っているようだ。合宿所に入っているのでこの一、二年はちゃんと話した記憶がない。




