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マルセイユルーレット 4
引き分けは敗退を意味する。このグループリーグは一位のみ上位リーグに行くのである。引き分けでは勝点は並ぶが、得失点差で慶王の勝ち上がりとなるのだ。
蒲田南が勝ち上がるには、勝利の一択なのである。
慶王は引き分けでも勝ち上がりなので、無理せずボールをキープしていれば良いのだが、11人しかいない相手に闘争本能がそれを拒むのか、はたまたベンチの指示なのか、しゃにむにラインを上げて前線にロングボールを放り込み続けている。
蒲田南はトラを中心に必死にボールをクリアしては、マークのズレが無いか小谷のコーチングを頼りに個々がしっかりと確認している!
大勢の蒲田南の応援がグランドに来ている。同級生らしき生徒も何人か来ている。その誰もが拳を握りしめて、千載一遇のチャンスを待ち続けている。




