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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第4章
269/440

シザース 2


「ほお。ふむ。これは中々… 玉城、相手の公立校どこか調べてきてくれ」


「ですね… これは、ちょっと…」



 どうやら周囲のスカウト達も気付き始めたようだ。目当ての慶王中ではなく、聞いた事もない大田区の公立校に、光り輝く原石がゴロゴロ転がっていることに。



「玉城さん、蒲田南中ですって」


「蒲田… 聞いた事ねえな」


「ですよn… あれー、玉城さんアイツ…」


「ぶはっ 平谷じゃねーか。アイツ他のクラブ行かねえでー」


「地元の公立入ったんですね… ったくあの天然小僧」


「ちょっと勿体なかったよな。アイツ、センスは抜群だった」


「でもねえ、遅刻はダメでしょ。しかも毎回…」


「そーだな。街クラブや部活ならともかく、ウチらJユースじゃ、な…」


「ま。どんくらい成長してるのか観てみますか」


「ああ。それよりシム、あの赤い髪のデカイ奴…」


「へーー。ほう。ほうほう。足元しっかりしてますね」


「試合、早く始まらねえかな…」



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