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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第4章
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パネンカ 7


 ここまで一美は一切口を出さなかった。キョン達が出て行きそうな時には、よっぽど止めようと思いもしたが、我慢して堪えた。



 そして一美は我慢して本当に良かった、と思った。彼らは自分達で問題提起し、解決しようとしているのだ。その姿は先月までの彼らからは想像も出来ない進歩である。



 目を細めながらキョン達を迎えにいく二年生を眺めていると、


「あれ… かずみん、いたんだー」


「寝てたんちゃう?」


「四月だもんなー、眠たくもなるよな、かずみん!」



 我慢。忍耐。辛抱。



 奥歯を食いしばり、青木らに微笑みかける一美なのである。



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