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パネンカ 7
ここまで一美は一切口を出さなかった。キョン達が出て行きそうな時には、よっぽど止めようと思いもしたが、我慢して堪えた。
そして一美は我慢して本当に良かった、と思った。彼らは自分達で問題提起し、解決しようとしているのだ。その姿は先月までの彼らからは想像も出来ない進歩である。
目を細めながらキョン達を迎えにいく二年生を眺めていると、
「あれ… かずみん、いたんだー」
「寝てたんちゃう?」
「四月だもんなー、眠たくもなるよな、かずみん!」
我慢。忍耐。辛抱。
奥歯を食いしばり、青木らに微笑みかける一美なのである。




