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パネンカ 1
「ウチさ、中学受験しよーとしてたんだわ」
「「「えええ?」」」
部員達が目を丸くする。もえとりんりんは軽く頷く。
「小六の秋にさ、親の工場が倒産して。そんで受験辞めちゃったんだけださ」
「「「………」」」
「慶王、第一志望だったんだよね…」
「「「……」」」
「それまで行っていた塾をやめるときに…仲良しだった子達が急に冷たくなって。『親が倒産したら慶王なんて絶対ムリだよねー』なんて言われて」
「「「……」」」
「その子ら、慶王受かって、今いるんだよね… そう。あかね姐の後輩」
「「「……」」」
「ウチ、負けたくない。アイツらに、人生だけでなく、サッカーまでも負けたくない! 上級国民? 上等じゃない。ウチら下級国民が下克上出来んのって、サッカーしかなくね?」




