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ミドルシュート 2
運動場の入り口からロッカールームに入り、トラは脛当てを見つける。
「全く。そんな事ではプロフェッショナルには程遠いわ。仕事道具を忘れるなんて。これは寿司職人が包丁を忘れるようなものなのよ」
トラは素直に反省する。あかねの言う通りだ。二度とグランドに忘れ物をしない。サッカー用具をもっと大事に扱う。そう決心して運動場を出ようとした時。
「このままじゃ、来週の試合、勝てっこないよ!」
キョンの悲痛な叫び声が廊下に響いた。
トラとあかねは慌てて物陰に隠れ、キョンと健太をそっと伺う。
「今日ウチが勝った番町中、慶王に何点差で負けたと思います?」
「昨日の試合か。確か0−7だったか?」
「0―8です。その相手に、ウチは3−1。やっと勝てた、んだよ」
「そうだな」




