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SB 7
「ありゃりゃ。パワハラかあ。それはアウトだわー」
ミキ、という中年のホステスが苦笑しながら首を振る。
「ダメだよー永野さん。今時の若いヤツは根性ないんだからさー。チンピラ中坊相手に立ち向かってく永野さん世代とは、違うんだからさあー」
「ボロカスに弱えくせに、な」
隣でラーメンを食べ終わったトラが見下し笑いを健太に向ける。
「弱えくせに、口ではえらそーなこと言ってでしゃばって。弱え奴だけに威張り散らして。アンタ最低じゃん」
健太は顔が歪ませ下を向くしかなかった。その通りだ。そんなつまらない人間に俺は何時からなってしまったのか。
少なくともサッカーを引退するまではこんな自分ではなかった。仲間を愛し信頼し、喜びも苦しみも皆で分かち合っていた。何よりサッカーを愛し、愛され、この世に不満なんて何一つなかった。
それが、一体どうして…




