↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第3章
200/440

ゾーンディフェンス 7


「何なんだろうな、家族って。両親が健在でも旅行一つしない家族もあれば、君達みたいに親子二人でもこうして楽しくやっている家族もあるし」


「でも… でもね、トラも… 私も…」


「……」


「やっぱ、寂しいんだよね… 父親が… 夫がいないってコト…」


「亜弓ちゃん…」


「だからね、今日はアタシら、メチャクチャ楽しかったんだ。初めてだから、三人で出掛けて、飯食って、昔の仲間とワイワイやって… そんで…」


「……」


「こーやって家に帰るってーのが…」



 語尾が鼻を啜る音で聞き取れなかった。健太も今日ほど家族というものが暖かく癒されるものだとは知らなかった。


 頬をピンク色に染めて嬉しそうにハンドルを握るあゆみを眺め、健太も最高に幸せな気持ちになると同時に、良子や克哉とこの思いを持てなかった自分の半生に、激しく後悔と慚愧の念に駆られるのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。