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マンツーマン 4
亜弓の運転する黒のワンボックスカーは、軽快に第二京浜を進む。と言うよりは、豪快に先行車を追い抜かしていく…
オイオイ、これは一歩間違えれば再来年あたりに話題となる『煽り運転』に該当するのでは、などと思いながらアシストグリップを握る手は汗が滲んでいる。
恐怖心を逸らすために、気になっていた事を亜弓に尋ねる。
「旦那さんのお墓、横浜って事は出身が横浜だったの?」
「ううん。ウチらさあ、ハマに憧れっつーか何と言うか… 昔からハマが大好きなんだー。どっか遊び行くのも渋谷、新宿とかじゃなくって、ハマ」
「へーー」
「それと。旦那が事故ったトコも、ハマだったんだ」
「ああ、それで…」
「うん。お義父さんは元々いなくて、お義母さんは行方分からなくて。弟のシンはそん時関西で、あとは任せるわって。だから、ハマでお墓探して。そんで毎月こーして二人で墓参りしてんの。先月までコイツがネンショー入ってやがったからアタシ一人で行ってたんだけどさ」




