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コンパクトネス 2
そして。ふと思いを馳せる。
こんな風にキチンとした生活をしているのは、離婚してから初めてなのではないだろうか。部屋を見渡してみる。こないだまで散らかし放題だったのだが、今はそこそこ清潔感溢れる居住空間となっている。
親子三人で過ごした約二十年間を振り返る。仕事に忙しく克哉に構ってやったことは数えるほどしか無い。河原でボールを一緒に蹴ったことも、数回しかないだろう。そんな親を彼はどう思っているのだろうか。
そしてそんな親が縁もゆかりもない中学生のコーチをすると知ったら、何と言うだろう。
克哉の連絡先は、知らない。渡していたスマホは良子が解約した。良子に連絡すれば教えてくれるかも知れない… いや。絶対それは無いな。




