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ゲーゲンプレス 3
「それなら部活じゃなく街クラブで続けりゃ良かったのに…」
小谷が微笑みながら、
「だよねー。でも、ユージのヤツ、アイツと一緒にサッカーしてみたかったんですって。だからウチの部活に入ったって」
と言いながら、ユージとロンドを楽しそうにしているトラを指差す。ロンドとは三〜四人が外で中に一人、外がボールを回し中の鬼がボールを取ったら交代、の練習だ。
ユージは健太が見ている間にボールを取られたことは一度もなく、見事なテクニックで上級生を翻弄している。
「アジリティも凄いな…」
「そーなんっすよ。だからホントは中盤やらせたいんっすけど。でも今のウチならー」
「一番前、だな」
「ですかね」
ボールが集まり人が密集する中盤ではやはり体格差がモノを言うので、あまり人が密集しないF Wの方が今のユージの特性を活かせるだろう。




