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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第3章
155/440

ローブロック 1


 結局、お金を使うのが勿体ない、というトラの意見を汲み入れ、二人は「スナック あゆみ」で夕食を取ることにする。



 二人が店に入ると、練習日でもないのに健太がカウンターでビールを舐めている。


「あれ、オッさん。そー言えば保護者会、どーだったよ?」


「どーもこーもねーよ。フツーにコーチやる事になったわ」


「そっか。良かったなオッさん」


「良かったのはあなたたちでしょう。ホントあなたは自分の立場が分かっていないのね、ちゃんとお願いしなさいよ。それから慶王の動画見て頂かないとでしょ?」


「おお、そーだった。オッさんさ、あのガッコスゲかったわー、ちょっと見てくれよコレ」



 頭を振りながら大きく溜息をつくあかね、そしていそいそとカウンターの健太の横に座るトラ。この二人をミキ、健太、そして亜弓の三人が口をポカンと開けながら見ている。



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