神様と会いました
「神様に会う権利…?」
『左様、龍の種族全てがタツトの下に集まった。吾等が神、龍神に会う権利は龍の種族全てを束ねし者に与えられる。神は権利を持つ者が望むものを何でも一つ叶えてくださるのだ』
ヴァスが言っていた全種族を契約しろっていうのはこういうことだったのか
まさか神様が出てくるとは思ってなかったけど、これで俺の呪いを消してもらえる!
…でも、本当にそれでいいのか?
もう呪いなんて今更感があるんだよな
レベルもなんだかんだ3000を超えたし、コノハやノクトのおかげで簡単には死ななくなった
HPやMPもニャルがいればドーピングが可能だし正直呪いを解呪する必要が思い浮かばない
これなら別のお願いを聞いてもらったほうがいいのではないだろうか?
それこそ魔神復活を阻止してくれとかそういう願いのほうがいいんじゃないんだろうか?
『それではタツトを吾等が神の下へ送る。皆のもの、神に祈りを』
ルーブがそう言うとみんなが胸の前で手を組み祈りのポーズをとる
すると俺の足元に魔方陣が現れ輝きだす
輝きが強くなり目を瞑った
『ほほう、今代の龍帝は人か。それもかの世界とは別の世界の者とはまた珍しいのぅ』
声が聞こえたので目を開けるとそこは和室だった
といっても部屋の中央にちゃぶ台がある畳の部屋だけど
ちゃぶ台を挟んで向こう側に人型のドラゴンさんがお茶を啜っていた
この人が龍神様…
『さて、新しき龍帝よ。そなたの願いはなんだ?』
「…魔神が復活しないようにできますか?」
『すまんな。相手も神であれば儂の力は通用せぬのだ。別の望みはないか?』
うーん、じゃあ特にはないなぁ…
『何もないのか?今代の龍帝は欲が浅いのぅ。…む?そなた呪いが掛かっているではないか。それを解くというのは望まぬのか?』
「あー、今更感もありますし、呪いはもう別にいいかなって」
『なうほどのぅ。では、儂と契約というのはどうだ?』
「そ、それは大丈夫なんですか?神様なんですよね?」
『よいよい、儂もそなたのことが気になるしのぅ。龍皇を召喚し全ての龍皇から寵愛を受けるなど普通ではない。そなたと共にいれば楽しそうだ』
そんな理由っすか
アクティブな神様ですね
『さて、契約のためには真名を教える必要があるのだが、儂は神になるときに真名を捨てたのだ。そなたが考えてはくれぬか?』
「え?う、うーん…。……ノーブル、神龍皇ノーブルなんてどう?俺の世界での外国語で気高き者っていう意味なんだけど」
『神龍皇ノーブル…かっかっか!そなたが考える名前にしては良きものだな!その名、確かに受け取った!』
ノーブルがそういうと体を光が包み込む
契約が完了したようだ
えっと、ステータス確認
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名前:息吹 辰人
年齢:15
レベル:3180
HP:10095/10095
MP:10115/10115
攻撃:10035
防御:10030
魔攻:10036
魔防:10029
俊敏:10044
スキル:異世界語翻訳 火魔法lv:MAX 炎魔法lv:MAX 焔魔法lv:7 水魔法lv:MAX 氷魔法lv:MAX 雪魔法lv:6 風魔法lv:MAX 嵐魔法lv:MAX 天魔法lv:3 土魔法lv:MAX 岩魔法lv:MAX 地魔法lv:4 電魔法lv:MAX 雷魔法lv:MAX 磁魔法lv:5 光魔法lv:MAX 聖魔法lv:MAX 闇魔法lv:MAX 邪魔法lv:MAX 空間魔法lv:MAX 時空魔法lv:8 星魔法lv:6 精霊魔法lv:MAX 影魔法lv:MAX 陽魔法lv:7 忍魔法lv:MAX 死霊魔法lv:7 植物魔法lv:5 鉱石魔法lv:5 機械魔法lv:6 獣魔法lv:5 魔魔法lv:4 審判魔法lv:1
EXスキル:召喚(龍) 龍眼 龍魔法
称号:異世界人 勇者 闇龍皇の寵愛 邪龍皇の寵愛 時空龍皇の寵愛 星龍皇の寵愛 精霊龍皇の寵愛 影龍皇の寵愛 陽龍皇の寵愛 火龍皇の寵愛 炎龍皇の寵愛 焔龍皇の寵愛 水龍皇の寵愛 氷龍皇の寵愛 雪龍皇の寵愛 光龍皇の寵愛 聖龍皇の寵愛 忍龍皇の寵愛 死霊龍皇の寵愛 風龍皇の寵愛 嵐龍皇の寵愛 天龍皇の寵愛 土龍皇の寵愛 岩龍皇の寵愛 地龍皇の寵愛 電龍皇の寵愛 雷龍皇の寵愛 磁龍皇の寵愛 陽龍皇の寵愛 植物龍皇の寵愛 鉱石龍皇の寵愛 機械龍皇の寵愛 獣龍皇の寵愛 魔龍皇の寵愛 審判龍皇の寵愛 神龍皇の寵愛 未成熟の呪い 龍神の祝福
従者:レイ(邪龍皇レイダム) ラグ(時空龍皇アストラグフ) ルエ(星龍皇ルルエライラ) アロ(精霊龍皇アロシーシェア) ヴァス(影龍皇イクセヴァス) ギナ(火龍皇ギナシャール) リゴ(水龍皇リゴシャール) サヴィ(聖龍皇サヴィニャ) フィフ(炎龍皇フィフシャーク) コノハ(忍龍皇ココノハ) ニャル(死霊龍皇ニャルトーハ) シュア(風龍皇シュアランドーラ) ディック(土龍皇ランディック) ガウ(電龍皇ガウビスト) ネア(氷龍皇レンクィーネア) ダン(嵐龍皇ウェンダング) セン(岩龍皇リョーセン) ルゼ(雷龍皇ルゼゴナ) マシュ(焔龍皇フィンサーマシュ) キッシュ(雪龍皇キッシューヌ) ラビ(天龍皇ラビーネ) ガン(地龍皇ガンベージャ) ライ(磁龍皇ライライ) イリア(光龍皇テンテイリア) ハイド(闇龍皇ハイドリック) ヒューラ(陽龍皇ヒューラルン) モス(植物龍皇ダンカモス) シェラ(鉱石龍皇セラルアーナ) ノクト(機械龍皇テュアノクト) キッド(獣龍皇ハンタスキッド) カム(魔龍皇ヤンカム) ルーヴ(審判龍皇ルーヴェンス) ノーブル(神龍皇ノーブル)
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…おかしい
俺は龍神様と契約しただけのはずだ
いつ祝福をもらった?なぜステータスが全部10000増えているんだ?
なんでニャルに付与されていないのに龍眼と龍魔法があるんだ!?
教えて偉い人!
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称号:龍神の祝福
龍神に祝福されたものに与えられる称号
全てのステータスが強化される他、スキルを下賜される
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なるほど、ステータスの謎はわかった
つまりは龍神様のおかげと
なんで祝福されたの?
『儂に会った者は全員祝福を与えられるのだ』
なるほど、強制なんですね
…強くね?
あ、でも会うには全種族のドラゴンと契約しないといけないんだっけ
ならこの壊れ性能でも納得
『さて、そなたとの契約も終わったことだ。早く帰ったほうがいい、皆も心配しておる』
「龍神様は?一緒に来ないの?」
『ノーブルと呼んでくれ。儂は己の力ではここを出られぬのだ。向こうから儂を呼んでくれ』
いろいろと制約があるのかもね
「わかった。それじゃ、また後でね!」
『うむ』
ノーブルに見送られ視界が真っ白になる
すぐに色が付き元の場所に戻ってきた
い、威厳のある喋り方が書けない…




