第95話「本物」のロボ倒しwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
「沙織、駄目だよ。天使はどう見ても体力なさそうだし体も小さいんだから、こんな魔界を歩かせたら死んじゃうよ!それにあのロボットどう考えても近づいたら殺しにくるじゃん!」
僕は狂った沙織の考えを改めさせようとしたんだけど、沙織はただ暗黒オーラを漂わせながら笑っているだけであった。
「差身wwwwwwwwwwwwwwwwww私と若菜ちゃんは今出番があったwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwわかるか?wwww深夜のMXテレビに我々の勇姿が映しだされる時には私と若菜ちゃんはちゃんと映ってるんだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww私と若菜ちゃんは西住殿の定位置にいたんだからなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwでもツインテールは麻子殿並に目立たない位置wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwみんなで戦ってるんだからツインテールにも出番を与えなくてはwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織は僕に言い聞かせるように病んだ笑みを浮かべながらそう言うんだけど、まったくもってお前が何を言ってるのか全然わからないよっ!!!!!
「そうだよ差身君。ツインテールだけ出番がないのはかわいそうだよ。ツインテールも悪魔を殺しに行った方が良いよ」
あんまりわかってなさそうな顔で笑いながら若菜ちゃんも沙織の加勢をしてきた。
いやあ、あなた達…出番があるとかないとかっていう問題じゃないと思うんだけど…
というか、深夜のMXに映し出される時って何?!
僕達の存在が何なのか揺るがすようなことを言うのは止めて!
しかしあの戦闘型ロボットに軽くぶつかっただけでも天使死んじゃいそうだよ。
天使は肉体的な強さが全くないからな…
「でもさ、天使に出番をあげるのは良いけど、もっと活躍できることをしてもらった方が良いんじゃないのかな?あの戦闘型ロボットはある程度近づいてきた敵を全部殺そうとしてると思うよ」
わざわざ無茶をしなくても、もっと他の方法があると思うんだよなあ。
沙織も親切でそんなこと言い出してるとは思うんだけど。
弱いものとかマイノリティな少数派には沙織は優しいからな。
でも確かに天使が悪魔と直接戦ってないからといって、ここで戦闘ロボのもとに向かわせたらどう考えたって死んじゃうよ!
でも沙織は病んだ笑みを浮かべながら首を振るのであった。
「差身www安心しろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwツインテールは絶対に殺されることはないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwなぜならあの戦闘型ロボットメデューサはツインテールを捕捉することができないからだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「そうだよ!そうだよ!ツインテールは捕捉されないよ!」
あんまりわかってなさそうな顔で笑いながら若菜ちゃんは言うんだけれど、若菜ちゃんはノリで沙織に加勢してるだけであんまり意味がわかってないんだろうな…
まあでも若菜ちゃんも天使のことを気遣ってるんだろうね。
「差身wwwwwwwwwwwwwwwwツインテールが差身をつけていたりしたのには気がついているのか?wwwwwwwwwwwwwwwwwwww差身はツインテールにほとんど気がついてなかったみたいだぞ?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwツインテールが直ぐ側にいるのに差身が気がついていないのを私も何度も見たwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「え?そんなことあったの?」
僕は天使と出会ってからの、この5日間のことを思い出していた。
いや…そんなことはなかったと思うんだけど…
あれ?でも僕の部屋の窓ガラスを石で割ったり、玄関に魔法陣を作ったりしたのはほぼ間違いなく天使だ。
そういや天使が僕の周りをウロウロしてたサインはめっちゃ出てるんだよね。
だけど天使の姿を見たことはない。
そもそも僕のクラスに天使がいたことすら、僕は気がついてなかったんだよな…
「差身wwwwwwwwww 不可視暗殺者ツインテールの力を侮っているのはお前の方だwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwさあツインテールよwwwwwwwwwwwwwwwwww戦闘型ロボットメデューサを殺しに行くのだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織の言葉に天使は小さく頷くとテイザーガンといつの間にか持っていた棒のような武器を持って戦車の外に出て行った。
コブは操縦席に残ったんだけど、僕と2人の「本物」達は戦車の上に出て、天使の様子を見守った。
天使の小さな影が魔界にぽつんと点のように浮かび上がる。
その小さな点は戦闘型ロボメデューサに向かって歩いて行く。
あー、これめっちゃアカンやつですよ…
死亡フラグ立ちまくりじゃないですか…
そろそろあの戦闘型ロボットが天使を捕捉して一気に殺しちゃうんじゃないんですかね!!!!
遠くの方にも悪魔が何匹もうろついてるしさ!!!
ところが、天使がいくら近づいても、戦闘型ロボが反応することはなかった。
あれ?おかしいな。普通に正面から天使は歩いて戦闘型ロボットに近づいてるんだけど、全く戦闘型ロボットが動く素振りすら見せないよ。
そのうち天使は戦闘ロボットの真横にたどり着き、ゆっくりと戦闘型ロボットを見上げた。
そして手に持っていたテイザーガンを撃つ準備しようとしてるんだけど、若干手間取っているようで手元で何かガシャガシャやり始めた。
あーあ、天使がテイザーガンを落としちゃったよ…
まだあんまり慣れてないんだろうな。
お弁当とか作ったり、魔法陣とかはうまく描けても、武器をいじるのは苦手なんだね。
それにしても、どうして戦闘型ロボットは天使に気がつかないんだ?!
他の悪魔も全く天使に近づいてこないし、天使は天使でなんで慌てないの?!
ちょっとは急ごうよ!沙織ですら逃げ出した戦闘型ロボットが目の前にいるんですけど!!!
遠くの方で小さな点のようになっている天使がようやくテイザーガンの銃口を戦闘型ロボットに向かって構えたんだけど、めっちゃ溜めているというかなかなか撃とうとしない。
天使!早く撃って逃げて!死んじゃうからっ!
ロボ危ないからっ!ロボ殺しに来るからっ!
何だかこっちの方がめっちゃガタガタ震えてくるんですけど!
そこまで冷静でいられるのって「本物」過ぎてこっちが発狂しそうだよ!!!!
1~2分経過しただろうか?「バンッ!」と沙織と若菜ちゃんが装備している武器とは比べ物にならないくらいに小さな銃声音がしどうやら戦闘型ロボットに直撃した見たんだけど、戦闘型ロボットはガクンっと膝を落とし行動不能になったみたいだ。
天使は行動不能になった戦闘型ロボットをじっと見つめたまま動かなかった。
「ニャンパスウウウウウウウウウウウウウウッ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwツインテールよくやった!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww差身!若菜ちゃん!戦闘型ロボットメデューサに突撃!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織はそう叫ぶと沙織の身体能力では考えられない速さで飛び出し戦闘型ロボットに向かって駆けて行った。
「のわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」
若菜ちゃんもいつものように叫びながら沙織に続いて戦闘型ロボットに走っていく。
僕も勢いに乗せられて沙織達の後を追ったんだけど、今何が起きているのかよくわからなかった。
沙織は一気に戦闘型ロボットの上に駆け上がると、どこからかコンバットナイフを取り出し、めちゃくちゃに戦闘型ロボットを攻撃し始めた。
「おらあああああああああああああああああああああああああっ!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww危ねえだろおおおおおおおおっ!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwいきなり銃撃してくるんじゃねえよ!!!Ⅰwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww死んだらどうするんだああああああああっ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
目に黒い影がかかり凶悪な光を放ちながら沙織は大暴れし始めた。
「のわああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!何も言わないで銃撃するの危ないよ!!!お前もリア充なんだろおおおおおっ!!!!」
若菜ちゃんも目に黒い影がかかり凶悪な光を放ちながら狂ったように戦闘ロボットの上でガシガシと戦闘型ロボットを踏みつけていた。
何となく僕も無限のバックから石を取り出し戦闘型ロボットに登って殴ってたんだけど、僕の横で大暴れしている沙織が僕に話しかけてきた。
「差身!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwww戦闘型ロボットを470回みんなで叩かないと死ぬぞ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「なんでだよっ!沙織!なんで470回なんだよっ!」
沙織もめっちゃ暴れてるんだけど、僕も戦闘型ロボットが行動不能から立ち直ったら間違いなく殺されるのがわかってるので、ガタガタ震えながらも物凄い勢いで石で殴っていたからめっちゃ声が上ずっていた。
「こいつのヒットポイントが470なんだ!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww1回攻撃すれば1ポイントは減るはずだから頑張るんだ!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
何言っちゃてるの沙織!!!!
なんかそれ、めっちゃ急がないとアカンやつなんじゃないんですか!!!!
どうしてそんなメチャクチャな方法で攻撃するしかないのに、みんなで戦闘型ロボットに突っ込んじゃってるの?!
「のわああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!沙織!何回攻撃したかわからなくなっちゃったよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
若菜ちゃんが必死にガシガシと戦闘型ロボットを踏みつけながらもめっちゃ慌てた様子で叫んだ。
「大丈夫だ!若菜ちゃん!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww私もわからない!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwとりあえずみんなでコツコツと攻撃を!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww戦闘型ロボットメデューサが蘇ったら我々は死ぬ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwああ…wwwwでもこの緊張感がたまらない…wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織は病んだ恍惚とした表情になり始めたんだけど、お前何感じちゃってるの?!
どうしてそんなに気持ち良さそうな顔してるの?!
死ぬんだよ?お前もしかするとわざとこういう危機的な状況になるのを望んでたんでしょ?!
こっちは怯えながら死ぬ気で石で殴ってるのに、そんなに感じられて羨ましい限りだよ!!!!
お前の性欲処理のために死ぬなんて嫌だああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!
戦闘型ロボットの上で大騒ぎしている2人の「本物」達と僕。
それをずっと下から眺めていた天使が、1発しか撃てないテイザーガンを捨て持ってきた棒のような武器を手に取った。
そして、その棒のような武器のスイッチを天使が押すと「ビリビリビリビリッ!!!」とめっちゃ強そうな電気が発生する凶悪な音が聞こえてくる。
うわあ、あの天使が持ってる棒のような武器ってスタンガン?
なんか嫌な予感がする!なんか嫌な予感がする!
「えい」
天使は無表情でそうつぶやきながら、棒のような武器を戦闘型ロボットの装甲が薄そうな部分に差し込んだ。
「ニャンパスススッスウウウウウウウッスススススッススススススウススウウウウウウゥゥゥゥゥッッ!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「のわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!」
僕達3人は戦闘型ロボットごと感電し、その場でめっちゃビリビリしびれて動けなくなりバタリと倒れていった。




