第27話「本物」の武器運搬wwwwwwwwwwwwwww
沙織は偉そうに自分を崇める武士達を見下ろしていたが、すぐに背伸びをしながらあたりをきょろきょろ見渡し始めた。
そして肩からかけているバックから、見たこともない値段が高そうな双眼鏡を取り出すと、遠くの方を観察し始めた。
沙織は双眼鏡を下ろすと、呆れたような顔をして武士達を見下ろした。
「お前達駄目じゃないかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwあいつらに川を越えられてるぞwwwwwwwwwwwwwwwww死にたいのか?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww今私が川の向こうに敵を追い払ってやるからこのお堂を守っててくれwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwそれから城から応援を呼んでお堂の前に集めろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwなるべくたくさんだぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織はそう言うと急いでお堂の中に入っていった。
「ハッ!!!!!!」
武士達はめっちゃ気合の入った声でそう返事をすると、1人は物凄い速さでどこかへ走っていった。
他の武士も各自お堂の周りに散り、周囲を警戒するどころか刀を抜いて身構えていた。
そう…いつ敵がお堂を襲ってきても、自分の命と引き換えにお堂を守り切る覚悟が見て取れる。
だから武士の皆さん…あいつは女神でもなければ命をかけるほどの人間でもないんですよ…
どちらかというと、あいつが消えた方が世の中が平和になると思うんですけどね!!
しかし沙織は何をするつもりなのかなあ?
いつも通りことの行く末を見守るしかないなあ…
沙織はお堂に入ってから10秒位でお堂の外に顔を出した。
そして楽しそうに僕にお堂の中に入るよう派手にジェスチャーした。
「差身wwwwwwwwwwwwwww手伝ってくれwwwwwwwwwwwwwwwww」
なんだなんだ?沙織は何を始めるつもりなんだ?
めっちゃ嫌な予感がしたんだけど、お堂の階段を上がり恐る恐る中を覗くと、さっき秘密基地や校内で見た東南アジア系の人達が、お堂の中で作業をしていた。
ニャンパスの穴から次々と荷物を引き上げたり、荷物をお堂の中に積み上げたりと…
あーあ、なんかあってならない狂った事態になってきてるよ…
あれ?お堂の隅に重なってるのって、さっき秘密基地内に積み上げられてた木箱だ。
その上に乱雑にライフルとかがどんどん積み上げられていく。
あっという間に山のように様々な武器が運び込まれてきた。
「今コブに新羽のイオンまで買い物に行かせているwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwあそこは24時間営業だからなwwwwwwwwwwwwwwwww差身はこれを身につけてくれwwwwwwwwwwwwww」
沙織は僕にヘルメットとチョッキのようなものを投げ渡し、それからなにか入ってる緑色のショルダーバックを3つ慎重に両手で僕に渡してきた。
それはどうみてもその辺のホームセンターで売ってるようなものじゃなくって、ニュースでしか見ることがない戦場で戦ってる兵隊が身につけているものであった。
僕はそれらを手に取ると、恐る恐る沙織を見上げた。
「おい…沙織…お前なんで武器なんか運んでるんだよ…」
沙織はせわしなく作業をしながら暗黒オーラを燃え上がらせ病んだ笑みを浮かべた。
「ああwwwwwwwwwwwwwそれは戦うためだwwwwwwwwwwwwwwwwwwwここは戦国時代wwwwwwwwwwwwwwww力こそ正義wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織がライフルに、遠くを見るためのスコープを装着させていた。
そして、手榴弾を肩からかけているおしゃれなバックの数個入れ、ライフルよりも短い銃を肩にかけライフルは両手で握りしめた。
「よーしこれでいいかwwwwwwwwwwwwwww差身はそれ持ってついてきてくれwwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織はお堂の中にある長い筒のようなものと、ロケット弾??のような銃弾というよりは小型ミサイルともいうべき砲弾を指さした。
「沙織…これはなんだ…」
「知らないのか?wwwwwwwwwwwwwwww差身はダメだなあwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwRPG-07だwwwwwwwwwwwwwwwwwww戦車も破壊できるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwまあ当たってもだいたい戦車が動かなくなる程度だがなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww予備の弾は持ってこなくていいぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
日本の一般市民が持っていてはいけない武器の数々。
沙織はそれを至極当然のようにお堂に集め戦う準備を始めていた。
僕は沙織に渡されたものを装着すると、RPGを肩に載せた。
「じゃあ行くかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
僕と沙織がお堂の外にでると、どこからやってきたのか100人はゆうに越す武士達が集結していた。
沙織が出てくるのを待っていたのか武士達はひざまずいていたが、沙織が現れるとさらに頭を下げ、沙織を崇め始めた。
沙織は悠然とひれ伏す武士達を見渡すと満足そうに病んだ笑みを浮かべた。
そして「ゴホンwwwゴホンwwwww」と声を出す準備のため咳払いをした。
「我々は神だああああああああああああああああああああああっ!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwおいwwwwwwwwwwwwwwwwwwお前達安心しろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww私が力を貸してやるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwリア充太田道灌をぶっ殺すぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織にしては物凄く大きい声でそう叫ぶと、肩に担いでいた銃を手に取り上空に向かってメチャクチャに撃ち鳴らした。
ズバババババババババババババババババババババババババババババ!!!!!!!!!!!!!!!!
ああ、それって機関銃だったのね…
その辺に隠れてた鳥とかが逃げまわってるんだけど、武士の人がいるような場所でそんなもの撃ちまくっていいのかなあ!!!!!
時代が変わっちゃったりしないんですかね!!!!!
しかしその凶悪な轟音を聞いて武士達の心に火がついたのか、大人しかった武士達が頭をあげた。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!」
武士達はいきり立ち「本物」の雄叫びをあげた。
いったい何がどうなっているのか、僕には全く理解できていないんだけど、沙織が武士達を煽りめっちゃ盛り上げているのだけは分かった。
あとでちゃんと沙織に何が起こってるのか聞き出さないとな。
興奮する武士達を見る沙織の目はあの時と同じだった。
そう、沙織が学校を爆破し、崩れ去る校舎の中を僕と一緒に走ってた時と同じ…
とんでもない状況なのに、沙織の目は輝きを増していく。
沙織の「本物」は加速を続けていた。




