たった一度の恋でした
硝子細工のような恋だった。触れれば壊れてしまうような、熱く儚い恋だった。
秀平は、療養にやってきた蒼井という男を一目見て恋に落ちてしまう。同性であること。相手は行き先の短い身であること。自分とは身分が違うこと。持ちうる全ての言い訳を並べてその恋を封印しようとした──
秀平は、療養にやってきた蒼井という男を一目見て恋に落ちてしまう。同性であること。相手は行き先の短い身であること。自分とは身分が違うこと。持ちうる全ての言い訳を並べてその恋を封印しようとした──
青葉茂る、青年の恋
2021/05/24 11:03
花は散り、その身を焦がす
2021/05/24 11:06