エルフ対策会議2
「それで模擬戦を実施するにして、ルールはどうなんだ。」俺は話をすすめる。
「まず、魔法、特殊技はなしで、通常攻撃のみで戦うこととなってます。」
マザランが答える。
「なんでよ!黒衣魔術団の活躍の場がないじゃない!」舞が不満を述べる。
マザランは答える
「模擬戦の場所がエルフの森であり、特殊技や魔法を認めると森にダメージがあるからでしょう。」
「その他のルールとしては、エルフ側の兵力は500程度、王国側はその三倍くらいまで認めるそうです。」
「また勝利条件は、王国側はエルフの森の奥にある集落に一人でもたどり着くこと。エルフ側は、王国軍の全滅もしくは降伏です。」
「エルフ側はえらい強気だな。」
俺は不思議に感じる。
「俺達がドラゴンに勝ったのを知らないのではないか?」スパルタクスが言う。
「その可能性はあるでしょうね。」
マザランはうなずく。
マザランは続ける
「他のルールとしては、参加する軍の構成は事前に明らかにしないということです。」
「なるほど。ところで、エルフというのは、どういう戦い方をするんだ?」
せめて戦い方の情報だけでも欲しいものだ。
「二種類いて、弓をシュッとして、近寄るとドーンだな。」
ランスロットが発言すると、
モードレッドが矢継ぎ早に、
「補足いたします。」
「エルフ自治区には、エルフとダークエルフがいまして、両種族とも弓を得意とし、近接戦闘にも優れています。職業で言えばレンジャーでしょうか。」
「情報ありがとう」
俺は礼を言う。
ランスロット、モードレッドコンビの会議での発言は、もはや名物だな。
その後、模擬戦に出陣するメンバーなどについて詰めてゆく。ドラゴンとの戦いで捕虜となり、スキピオにテイムされていたリザードマンも出陣する事なった。
また、舞は黒衣魔術団として出陣したがっていたが、他の人から魔法が使えないのだからと諌められている。
終始難しい顔をしていたイチローが、なにかを思いついたように言う
「いや、黒衣魔術団には出陣してもらいましょう。この模擬戦で重要な役割を果たすかもしれません。」




