ミクニ連合戦4・遠距離攻撃戦
サヤの指示により、左側にまわりこんだ本隊は敵本隊との距離をつめ迎撃準備に入る。
距離が近づき弓兵隊、魔術団、術師隊による遠距離の打ち合いがはじまる。
「先手必勝!【アローレイン】!」
ロビンフッドの声とともに、ミクニ連合軍に矢の雨が降る。
ミクニ連合側では、人のよさそうなじいさんにしか見えないカダが、空中に印を切る。
「【山河襟帯】。」
ミクニ連合の前に山の壁が地中からせりだして、矢を防ぐ。
「今度はこちらから行くぞ!【鉄矢乱舞】!」
今度はコウチュウから、王国軍に大量の矢が放たれる。
セイメイ「陰陽師隊行きますよ【金城鉄壁】!」
陰陽師隊の投げた式札が亀に変わり矢を防ぐ。
魔術団長マーリンが、陶酔したような表情で呪文を唱える。
「魔法芸術をご覧なさい。【ボルケーノ】!」
火山の噴火のように勢いのある大量の火の玉がミクニ連合軍に向かう。
これに対して、仙人のような格好のじいさんのサジが、筆で空中に字を書き、
「ほい。【魔術消失】!」
と言うと、あっさりとマーリンの魔法は打ち消される。
「え。」
マーリンは呆然とする。
ボサボサ頭で汚い服を着たホウトウがいう。
「ボチボチゆくかね。【臥竜鳳雛】。」
透明な竜と鳳凰があらわれ、王国軍に向かってくる。
「やらせないわよ!【トルネード】!!」
ナオミから竜巻が起こり、竜と鳳凰を吹き飛ばす。
ホウトウが頭を掻きながら呟く。
「やるねぇ。嬢ちゃん。」
このように遠距離攻撃戦は、大技が出るが互いに打ち消しあうため、不思議なほど双方とも犠牲が少ない。
その間に、双方の距離はさらに縮まり、歩兵隊が激突する。




