スピードスター vs キングゴーレム
試合開始直後、キングゴーレムからファイアーボールが多数発射される。スピードスターはそれをかわしながら、キングゴーレムに向かってゆく。
スピードスターはキングゴーレムに近づくと、手に持った斧を振り下ろす。キングゴーレムは両腕を体の前でクロスさせ、斧を受け止める。それと同時に地属性の魔法【ライズアップ】を発動する。すると地面が盛り上がり、土の槍が飛び出してくる。スピードスターはそれをかわしながら、一旦ゴーレムから距離をとる。
一連の見応えある攻防に観客席から拍手が起きる。
『コウメイさん。両者の最初の攻防ですが、どうご覧になりましたか。』
『はい。キングゴーレムの魔法による遠距離攻撃、それをかわしてのスピードスターの接近戦による打撃。両者とも特徴を生かした攻撃になっているかと思います。』
確かにその通りだが、まだまだ俺達の攻撃はこんなものではないぞ。
おれはダイチに念話を入れる。
『ダイチ、スピードレベルを上げろ。』
『はい!』
再び、キングゴーレムからスピードスターに向けて連続してファイアーボールが発射される。
スピードスターは、それをジグザグに動いてかわす。
そして、持っている斧を振りかぶる。
それを見たキングゴーレムは、両手を体の前でクロスさせる。
しかし、それを予想してたかのように、スピードスターは、キングゴーレムの周りを時計回りに回り込み、背後を取り、斧をふりおろす。




