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ショートショート。一分で読める掌編小説。  作者: ス喜一


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ねぇ、そこから見えてる?

クラクションと悲鳴が響いている。


そんなことも朧げに、ただ、私の視線は刃先を見据えていた。


抵抗を続ける君の手に刃先を突き立てる。


私だけを撫でてくれていたと信じていた君のその手。


突き立てた刃先を、そのまま捻じる。


鋭利な金属越しに伝わる、骨の感触。


謝罪にも、哀願にも聴こえる、

君の掠れた悲鳴。


君の目をしっかり視る。


もういいよ。これで終わり。


君の耳元に、そっと囁く。




笑顔とともに刃物を引き抜くと、大人しくなった君に、もう一度。


確かめるように、深く突き立てた。

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