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悪魔の館へようこそ  作者: 気まぐれメイ


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口数が少ない人の話

「本日は、どうされましたか?」

尋ねてみると、「別に」と返ってきた。

「そうですか、このような場所に来る人は、

普段はなかなか、言いたいことを言えないような人が多いもので。」


そう言って、場を離れようとすると、

「あの」といって呼び止められた。

「言いたいことが、普段は言えないなんて人、

そんなに、居るものなのでしょうか?」


話を聞くと、お客様の周りの人たちは、

いつも、自分たちの話をべちゃくちゃとしていて、

聞いているだけで、すっかり疲れてしまうんだそう。

自分の好きなこと、好きなもの、

最近会った、面白かったことや楽しかったことなどを、

しきりに話されるので大変なんだそう。


だけど、私は思う。

この人のように、全然何もしゃべらない人が相手なのであれば、

自分の話でもして、何とか場を持たせるしかないのではないだろうか。

人の欠点に目を向ける前に、まずは、

自分を客観視する必要があるんじゃないかしら?

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