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現代兵器で無双します!  作者: 狼噛 ウルフ
第一章 異世界転生編
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第12話 ハンターギルド

 あれから、レイたちはハンターギルドへ来ていた。


「それで、今回はお2人のハンター登録ですね」


「「はい」」


「よろしくお願いします」


 ちなみに、トマスさんが同伴している。


「では、こちらでお待ち下さい」


 そうして、2人は奥の部屋に案内された。

 それからそこまで待つこともなく人が現れた。


「今回の試験を担当するドレイクと言う。

2人の得意な攻撃方法はなんだ?」


「私は魔法です」


「私は・・・弓?」


「なんで疑問系なんだよ・・・」


「レイの武器は特殊なんです」


「どういうことだ?」


「見せてあげたらどう?」


「そうだね」


 とりあえずワルサーをスキルで出した。


「これがお前の武器か?」


「そうです」


「見ただけではどういうものなのかわからないな・・・

弓って言ってたから遠距離武器なんだろうが・・・」


「これは、私がスキルで出した銃という武器です」


「銃?」


「見てもらったほうが早いと思います。

試験のときは弓と同じ内容でいいですよ」


「そうか・・・」


 そうして2人は外の訓練場で試験を受けることになった。

 メリアの試験は問題なく進み、レイの試験が始まった。


「まずは魔法と一緒だな。

10回撃って向こうに見える的に当てる。

見たらわかるが的も10個だ。」


「はい!」


パン!パン!パン!パン!・・・


「全部真ん中か?

ここからじゃ見えないな・・・ちょっと待ってくれ」


 そうして的を確認しにいくドレイクさん。


「どうでしたか?」


「全部真ん中に穴が空いてたよ。

お前の武器はそういう感じなんだな・・・

じゃあ次だ。

これも魔法と同じだな、こいつが投げた的に向かって撃ってくれ、今回も10回で10個の的を狙え」


「はい!」


パン!パン!パン!パン!パン!パン!

 順調に撃ち抜いていくと、


「これでラストだ!」


 ドレイクさんがそう言い、残り4つの的を同時に投げる。


 レイはそれを確認すると同時にもう1つワルサーを取り出し、両手で2個づつ撃ち抜いた。


「す、すごい・・・」


「・・・ふぅ・・・!」


 ホッとしたのも束の間、ドレイクさんの隣にいた係の人が突然後ろから木刀を振り下ろしてきた。


 レイはそれをステップで避け、回し蹴りで木刀の柄を蹴り飛ばし、さらに殴りかかろうとして・・・


「ストップ!ストップ!」


 と、ドレイクさんの声が聞こえたので臨戦態勢を解く。


「これで試験は終わり、合格だ。

それにしても近接戦闘もお手の物か・・・」


 そうして、全ての試験が終了し、2人のハンター登録が問題なく終わった。


「最初のランクは2人ともEだ。

実績を積んで少しづつ上げていけ」


「「はい!」」


「おめでとうございます」


 そこでトマスさんと合流した。


「それで、2人でパーティーを組むのか?」


「はい!」


 俺のほう見ずに答えたぞこの子・・・

 まあ、風呂入ろうとか一緒に寝ようとか言ってたからなんとなくわかってたから別にいいんだけどさ。


「そうか、じゃあパーティー名はもう決まってるか?」


 そう言われ、俺はメリアを見る。


「まだ決まってませんね・・・

レイは何か案がある?」


「私に名付けは任せないほうがいいよ」


 絶対知ってるアニメとかから取るからな。


「そうか、まあ決まったら教えに来てくれ」


「わかりました」


「お2人はこれからどうされますかな?」


「手頃なクエストでも受けてみる。

レイもそれでいい?」


「いいよ」


「わかりました、夕ご飯までには帰ってくるようにお願いします」


 そうしてトマスさんと別れ、クエスト掲示板を覗いてみる。


「まだ最初ですし、討伐系はやらず、採取系の方がいいかな」


「私達はもうクローベアを倒せるから大丈夫じゃない?」


「あまり注目を集めると、良からぬ人に絡まれるから・・・」


 ところで私「達」って、メリアは1人で倒したことがあっただろうか・・・


「ねえ君たち!」


「あ!ズルいぞお前!」


 掲示板を眺めていると、気づけば何人かの冒険者に囲まれていた。


「どうかしましたか?」


「君たちはさっきハンター登録したばかりなんだろう?

よければ一緒に狩りに行かないか?」


「そういう話は僕たちと・・・」


「こっちが先に話しかけたんだから黙ってろよ!」


 そうして周りも同じように話しかけようとして邪魔され、言い争いを始めている。


「ええっと・・・」


「きっとレイが可愛いからみんなパーティーに勧誘したいんだよ」


「可愛いことが理由だったらメリアも入ってると思うけど」


「とにかく、今のうちに逃げましょ。

今日は常時依頼のほうをやればいいよね」


「そうだね」


 そうして2人は言い争いをしている冒険者たちを放置してハンターギルドをあとにした。


「だったら2人にどのパーティーに入るか決めてもらおうじゃないか!」


「そうですね、そうしましょう」


「ああ、それなら文句はねぇ」


「というわけで、」


「「「どのパーティーと一緒に・・・」」」


「もういねぇじゃねえか!」


「お前らが話しかけるから逃げられちゃっただろ!」


「うるせぇ!お前だけ抜け駆けなんて許さねぇぞ!」


「皆さんそろそろ静かにしてください!」


 受付嬢が止めようとしているが、結局ギルドマスターが来るまでこの言い争いは続いた。


 その場で言い争いをしていた全員がギルマスの説教を聞く羽目になったのはまた別のお話・・・

メリアの口調がバラバラなような・・・

キノセイカナ・・・

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