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「うぅ……うん?」


 リファーちゃんの背中で気を失ってた人魚の女王様が目覚めた。それから周囲の状況を寝ぼけ眼で確認する。


「んーふぇ!? なっ!?」


 どうやら状況を確認できたんだろう。本当なら「なんじゃこりゃあああああ!」――とかいってもおかしくなったんじゃないだろうか? でもそこはさすがは人魚の女王様である。そんな下品な声は出せないと思ったんだろう。それかただ単に、状況が理解できなかったとか? 絶句って感じはあったしね。まあでもいきなり彼女目線ではさっきまで男人魚と黒い何かと戦ってたはずなのに、今はなぜかアジュージャーと戦ってるからね。

 いや黒い何かもいるけど、向こうはミレナパウスさんが担当してる。本当なら……というか、いつもなら強い方を積極的にリファーちゃんが狙うだろう。そういう子だしね。でも今回はアジュージャーをリファーちゃんが担当して、黒い何かはミレナパウスさんの方へといってる。 

 でもそれを選択したのはどっちかというとリファーちゃん達じゃないか。なにせ最初に突っ込んできたのは向こうだった。あの二体、アジュージャーと黒い何かって意思疎通とかしてるんだろうか? でもなんとなく、あの二体はちゃんと意思疎通をとってる気はする。

 仲間……それか同系統の存在みたいな? 黒い何かの方が歴史がありそうだから、アジュージャーは黒い何かの子供? とか? じゃあなんで今回エネルギーを沢山得たときに生み出したのが男人魚なんだよって感じはする。


 だってあの時って多分黒い何かも必死だったと思うんだ。なにせ扉から出てるサンクチュアリのエネルギーはいつまで続くかなんてわかんなかったからね。あの行動は何が目的だったのかも気にはなる。自分の為なのか、それか……


 でもいつまでも衰えない勢いに黒い何かもこのままだとまずいと思ったはずだ。だからこそ、エネルギーを移した卵を生み出した。そしてそれから生まれたのが男人魚たちである。

 つまりは咄嗟……といっていいと思う。そうなると自然と生み出したともいえないだろうか? そうなると自然と生み出すのが男人魚ってことになるよね? だって必死な時、そして大量のエネルギーで逆に内部から爆発しそうなときに細かな調整って難しいと思う。

 ならばやっぱりあの黒い何かは人魚を生み出す存在なんだろう。そうなるとアジュージャーの親なのか? ってことになるよね。まあデフォルトで人魚を生み出せるといっても、それをカスタマイズできないかはわかんないからね。普通の魚みたいなのも生み出せるのかもしれない。

 

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