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 ここでは確実に強いのはミレナパウスさんやリファーちゃんだ。でも奴らは多く……多く、とにかく多い。それももう、反則的に。この場所に納まりきらないくらいに多い。このままじゃ……かといって奴らの豊満なエネルギーはミレナパウスさんが使う魔法を減衰させてる。それでも通用してるけど、数を減らすほどじゃない。そして生み出された男人魚たちがそうなんだから、それを生み出してる本体であるあの黒い何か……それは当然、エネルギーは男人魚の比じゃないわけで……あの黒い何かをどうにかするには、やっぱりとても大きなエネルギーを使った魔法をぶつけるしかないし、リファーちゃんなら大きく時空間を断絶するかどうかしないと無理だ。


 ミレナパウスさんの魔法にはそれなりの準備がかかるのはしょうがない。なにせ魔法は技術だし? ミレナパウスさんが未熟ってわけじゃなく、大規模な魔法にはそれなりの準備が必要ってことだ。ならばリファーちゃんならすぐにでも……っておもうだろう。

 なにせリファーちゃんは息をするように時空間に干渉することができる。それかリファーちゃんという存在の特徴だし、特性とも言っていいからね。けどだからって今回はそうもいかないのが事実。

 なにせいっぱいいっぱいに男人魚がひしめきつつあって、そして黒い何かはは今も卵を産み、扉の穴から出続けてるエネルギーを咀嚼してる。そのエネルギーは単純にリファーちゃんを超えてるだろう。そして体に納まりきらないほどのエネルギーを今の黒い何かは常に得てるわけで……そうなると、リファーちゃんでも空間へと干渉するのが難しくなってる。

 なにせ男人魚達のあふれるエネルギーでもそれが多少起きてるんだ。体からあふれるエネルギーはミレナパウスさんの魔法の減衰だけじゃなく、リファーちゃんの転生の時空間の把握も乱してる。

 それは向こうがある意味で、その力を完ぺきとは程遠く制御できてないから……ってのがあるように感じるよ。


(普通なら力を制御できてないってデメリットでしかないはずなんだけど……)


 それがなんと今は奴らを守ってるっていうね。向こうだってきっとそれは想定してなかったんじゃないかな? だって本来なら体外にまであふれるエネルギーってつまりは常に大きくエネルギーロスしてるのと同じだからね。本当なら真っ先に制御してやめないといけないことだ。

 でもそんな知恵が奴らにはない。あれをやばいなんて思ってないだろう。


(ん? あれ?)


 なんか急激に数が減った? 男人魚の数の減少をドローンが感知する。でもなんで? 戦闘で大変なミレナパウスさんやリファーちゃんはそれに気づいてる様子はない。でもこっちは俯瞰して戦場を観察してるからね。

 余裕がある。だからよく見てみる。するとわかった。どうやら攻撃とかされてない男人魚が、なんか突然体を維持できなくなって消えて行ってるようだ。


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