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「この扉はどうやら完成してない……みたいですね」

「なに? それは一体?」


 ミレナパウスさんがそういって、女王様がその言葉の意味を尋ねる。ミレナパウスさんはその手に幾つもの魔法陣を展開してる。もちろんそれは解析魔法だ。けどその前に大体私がドローンが得た情報をG-01で処理して、この扉のことを解析してる。

 だから今ミレナパウスさんがやってることはポーズというか? 


「なにかやってますよー」


 ――というポーズ。まあ実際は何もやってないわけじゃない。ミレナパウスさんはミレナパウスさんで他のアプローチをしてるのだ。私は確かにこの扉の不完全さを見抜いた。でも実際現場で作業するのは二人なのだから、その為に必要なことをしてる。


「この扉を魔法で解析しています」

「魔法?」

「うーん、私たちの特別な力です」

「それがお主達の強さの秘訣か……外の者は恐ろしいの」


 うーん、実は皆力の種類的には違うんだけどね。ミレナパウスさんとリファーちゃんでもそうだし、他の人たちもそうだ。まあ女王様は知らないだろうけどさ。全く持って違う力を二人とも駆使してる。でもミレナパウスさんの力も魔法、リファーちゃんの力も魔法といっても別に差し支えはないとおもう。

 別に説明する必要もないしね。


「それで何かわかったのかのう?」


 どうやら女王様も情報が欲しいらしい。いや当然だよね。だって今まで守ってたはずの扉が実は未完成品だった……なんてね。期待外れだろうし、詳細を知りたいとおもうのは当然だとおもう。


「この扉はどうやら意図的に壊されたと思われます」

「なに!?」


 驚愕……という程に女王様が驚いた。まさにのけぞるって感じだね。まあそれも仕方ない。だってまさか壊されたってね……それってつまりは犯人はこの泉の街の住人だし、それもここに来れるのはきっと偉いやつしかいない。となれば……ね。

 彼女だって知ってる人の可能性もある。まあ人魚がどのくらい生きるのかとか知らないが。


「どういうことなのじゃ? 壊された? 未完成ではなかったのか?」

「未完成ではありましたね。でも更に壊されたような痕跡があります」


 ミレナパウスさんは冷静にそういうよ。きっと魔法で内部の仕組みを見てるんだろうね。私にも見える。確かにこの扉は未完成だ。でも完成直前でもあった。いや、ほぼ完成してただろう。もしかしたらこの街の王家の人たちに伝わる何かによって完成するとかさ……そんなのだった可能性すらある。

 でもそれでも完成しないように壊されてるのが現状である。


「ここには特定の者しか入れぬ……存在もほとんどの者は知らぬからな」


 そうつぶやく女王様。やっぱりそうだよね。そうなると……自ずと誰がやったとかの心当たりとか……あったりする?

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