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「そう言われています」


 そう人魚の女王様はいった。でもミレナパウスさんはちょっと困惑してる。そしてリファーちゃんにこう尋ねた。


「リファーちゃん、感じる?」

「うーうん。何も」

「そうよね」


 そうミレナパウスさんもいった。それに対して女王様がちょっと困ってる。なにせここが重要な場所……なのは確かにそのとおりなんだろう。そしてこの泉の街の民、それか代々の女王様にはそれが伝わってきた。

 だからここが重要なのは本当なんだとおもう。でもだからこそ、ミレナパウスさんも困惑してる。


「ええっと、この扉が力の根源に通じてると、本気で言ってるんですよね? 私たちを騙そうとしてるわけではなく」

「もちろんだ。嘘ではない! ……なにか、あるの……ですかの?」


 一応口調がまずいかもとかおもったのか、最期は丁寧な口調になった。でもまあそこはミレナパウスさんは気にしてない。だってそれどころではないからだ。


「正直に言いますね。この扉からは、何も力を感じません」

「にゅあに!?」


 なんか変な声を人魚の女王様が出した。そんな面白い声も出るんだねこの人。なんか一気に親近感がでてきたぞ。


「いや、しかし……そんな……」


 にわかには女王様はしんじられないみたい。まあそうだよね。だってきっと長くこの扉が「重要」と女王様には伝わってきたんだろう。それが本当はなんでも無かった? それをいきなり現れた謎の女性が言っても……ね。

 にわかには信じられないのは仕方ないだろう。


「おの子は嬉しそうに開けようとしたではないか?」

「私? 私はこんな大きな扉開けたいって思っただけだよ?」


 リファーちゃんは純粋だった。別になにか特別な力を感じたから、この扉を開けたいと思ったわけではなく、この見たこともないでっかい扉にただただ興味が引かれただけだった。

 それに女王様はがっくりだ。


「それでは、この扉はただの見せかけ?」

「うーんそれは……」


 そう言ってリファーちゃんはこっちを見てくる。こっちというか? ドローンね。一応隠れてるんだけど、まあ二人にはバレてるよね。私はさっきからドローンを使って色々とこの扉を分析してる。スキャンを駆使して、この扉の本当の目的を探ってるのだ。


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