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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第九十話

劉備の言葉を受けて二つ目の石を探し始めた李良は、


「…なんというか…玄ちゃんに言われるがままに石を探し始めたんだが…このまま玄ちゃんに言われるまま作業してて良いのか…?」


と、言って自身の働き方に疑問を持ったのだが、直後に劉備が、


「あ、李良さん、そこの石とか良いんじゃないですか?」


と、言って話し掛けていったので李良は、


「…おお、そうだな、それじゃあれを持っていくか」


と、言って劉備が示した石を持っていく事にした段階で、


「…まあ…もう良いか…」


と、言って一部諦めの境地に到達したのであった。

そんな李良が二つ目の石を最初に移動させた石から少しだけ離して置いたところで劉備が、


「これで壺を置く場所の確保は出来たので次の作業、壺に穴を開けていく作業をやっていきましょう」


と、言って李良と少年に話していったのである。

これに李良は、


「ほう、壺に穴を開けるのか。それでどうやって穴を開けるんだ?」


と、言って劉備に尋ねたのであった。

これに劉備は、


「穴を開けるのにはこの錐を使っていきます。これで壺に穴が空くまでグリグリしていきます」


と、言って李良に説明していったのである。

この話を聞いた李良は少年に、


「…なあ、今の話は本当なのか…?」


と、言って質問したのであった。

この質問に少年は、


「本当だよ。みんな昨日もやったから」


と、言って答えたので李良は、


「…ああ…そうか、わかった。…ありがとうな」


と、言って少年の頭を撫でると李良は劉備に、


「…わかった。それじゃ早速始めるか。穴はどれぐらい開ければ良いんだ?」


と、言って尋ねていったのである。

これに劉備は、


「…穴は…そうですね…二十ヶ所ぐらいにしましょうか」


と、言って答えて錐を手にしたのであった。

この劉備の言動に李良は、


「わかった。二十ヶ所ぐらいだな。それじゃ穴を開けていくか。道具を貸してくれ」


と、言って錐を渡してほしいと劉備に話したのである。

これに劉備が、


「わかってますよ。はいどうぞ。はい、あなたも」


と、言って李良と少年に錐を渡したのであった。

そして錐を渡した劉備が李良と少年に、


「ではいきましょう。穴開け開始!」


と、言って三人で壺に穴を開けていったのである。

そうして作業を行う事一時間、穴を十八ヶ所開けたところで劉備が、


「…ふぅ、穴はこれぐらいで大丈夫でしょう」


と、言って李良と少年に話すと続けて、


「次はこの壺を石の上に置いて、その後濾過装置にするのに必要な材料を壺の中に入れていきましょう」


と、言って次の作業内容を話したのであった。

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