前へ目次 次へ PR 38/83 045⚫️魂の涙 老いたレグナスは、深夜に目を覚ました。 ベッドから起き上がり、静かにため息をつく。 ああ・・・。 どれだけの富と権力を築いても、満足は得られないのか。 世界を手に入れ、歴史に名を残すはずだ。 やり遂げたという満足感ではなく、渇望を感じる。 そうなのだ・・・魂が泣いている。 彼はもういちどため息をついた。 ・・・そのとき・・・空中に小さな灯が生まれた・・・。 灯は膨らみ、光球となる・・・。 光の中から歩み出る人物。 ・・・ミカである。