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「君は私とどうなりたいの?」
扉に背をついて腕を組みながら問いかけてくる。顔が良いとボーッみてしまう。本当君はって言いながら困った様に微笑む。
私はどうしたらいいの?泣く私に微笑む彼。こんなはずでは無かった。
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私は王立研究所で魔法の付与について研究をしている。地味な黒髪に黒目さらに黒縁眼鏡と三つ編み。地味に目立たないように過ごしている。
嫁ぎ先目当ての令嬢や、変な男性に絡まれないよう目立たず研究だけをしていたい。
「ミア君こちらにきて、この前の研究結果を見せてくれ!」
席に座って雑務をしていたら、室長に呼ばれ返事をし紙束を持ち見せに行く。
いやー素晴らしいねって褒めてくれた。この研究室には変な人はいないし、落ち着いて研究しやすく気に入っている。室長はもちろん他の研究員も優しいしいつまでもここで働きたい。
あ、いつもの時間だ。と思いある場所へ向かう。渡り廊下に行き下を見る。この時間は魔術師団が屋外で演習をしていて、私は演習を見るのが大好きなのだ。ここに勤め始めてから1年半毎週いつも見ている。
近くでみたいなってたまに思うが演習場の近くだと令嬢達がいっぱいいるので、私は少し離れたこの渡り廊下から見ている。あんな所で見ていたら争いに巻き込まれてしまうので危険だ。私はただ魔法を見たいだけなのに。
見ていて1番大好きなのは誰よりも強く熱心に指導している魔術師団長であり公爵閣下のリュカ=ハインベルト様だ。銀髪に紫色の瞳、魔法を繰り出すときには金色の瞳になる。とても綺麗なのだ。見目麗しく年頃の25歳なのに婚約者は居ない。なので令嬢達が1番狙っている相手になる。怖いので遠くから見るくらいがちょうど良い。
ん?こちらをチラッと見た気がするが気のせいだろう。あと少し仕事を頑張ろう!と研究室に戻る。
ふー今日も良い仕事をした!と帰る支度をし研究所の廊下を歩いていると演習場の方で音が聞こえた。近寄って隠れて覗くと師団長様が誰かの居残り練習に付き合っている様子だった。見惚れてしまう。昼間も見れたのに帰りに近くで見れるなんて!最高すぎる!良い物が見れた。もっと見ていたいが帰らないと。やはり近くで見るとさらに綺麗だなーてのんきに帰路についた。
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お嬢様お疲れ様でしたーと侍女のユラが出迎えてくれた。
黒縁眼鏡を外し三つ編みをとる。認識阻害の魔法をかけてあり、本当は水色髪に水色の瞳である。平民でもなく一応侯爵家だ。ルーベル侯爵家は歴史ある家でお兄様があとを継ぐ事になっている。昔貴族の男の子から嫌がらせをされた事が嫌で、学生時代も貴族である事を隠して過ごし今も隠している。
このまま平民になって仕事を続けるのも悪くないなって考えている。その為には家族を説得しないとダメだが、このまま家には居れないので近々話をしないとな。




