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少年少女の日常  作者: 村本鹿波
22/26

オリエンテーション―1

今回は凄く短いです。区切りがいいので切りました。

 今日は待ちに待った――というわけでもないが、とりあえず期待していたオリエンテーションの日だ。

 今は開会式の最中、目的の山の麓で一年一組から六組まで全ての生徒がいる。五組と六組は研究科なのでそうそう関わり合うことはないだろう。

 それにしても校長先生の話はつまらない。致し方のないことかもしれないが、かれこれ十分も話している。

 あ、やっと終わった。

 次は生徒会長の話だ。凍堂先輩が前に出る。


「おはようございます」


 おはようございますと、一年生全員が返す。


「私が伝えることは多くありません。まず一つ目は魔物と戦うということを体に刻みつけてください。学校所有の山には魔物がいます。そこまで強いわけではありませんが、極稀に強い魔物が現れます。しっかりと自分の力量を見極めてください。二つ目は生きてください。先程言ったように強い魔物が現れます。過去それで甚大な被害を被ったこともありますのでしっかりと生き延びてください。最後に仲間を、友を、大切にしてください。では私の話はこれで終わります」


 入学式の凍堂先輩と同じだ。不思議で冷たい、でも自然と聞き入ってしまう。この人は凄いと思った。


「ありがとうございました。続いては生徒会の的場さんからオリエンテーションの説明を」

「はい」


 と前に出てきたのは以前食堂で出会った人だった。


「まず、以前にも連絡があったように、ここからそれぞれのスタート地点に向かってください。そこからは担当の者の指示に従ってください。それと、体調が悪くなったり、強力な魔物が現れた際は風紀委員か生徒会の者に連絡してください。以上です」

「ありがとうございました。これで開会式を終わります。それぞれ所定の位置に向かってください」


 そこから生徒達はそれぞれの所定の位置に向かっていき私達も向かい始めた。

 所定の位置に行くと既に私たち以外の班は全て来ていた。他の組の人達は誰一人として知らない人だ。

 そういえば担当の人がいると言っていたが誰なんだろうか、まだ来ていないのだろうかと思っていると。


「すまない、待たせてしまった」


 少し遅れてきたのは制服の上からでも体躯の良さが分かる男子生徒だった。こげ茶の短髪で精悍な顔立ちをしている。なんとなくだが誰かに似ている気がするが誰までかは分からなかった。


「俺がここの担当の風紀委員委員長の金剛秋人あきとだ」


 金剛先輩と言うのか。へえー春人と同じ名字だな。まあ、さして珍しい名字でもないからな。探せばぽつぽつと見つかるほどだ。


「これからこの山を登ってもらう。注意事項などは事前に伝えているからここでは言わない。まずは四組から行け」


 私達からか。


「じゃあ、皆行こうか」


 さっさんのかけ声と言っていいか分からないが、私たちのオリエンテーションは始まった。


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