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おはようございます

どうしても書きたくなって書いた新作です、不定期更新なので気長にお待ちください。

2ヶ月以上書かなかったら、

「あ、ネタ切れか、」

と思ってください。




かつて、この世界を破滅へと導こうとした、

魔王ウロボロス、そして、世界を救うため、

女神が平凡な青年、カインに、膨大な魔力と聖剣イグゼルを与え、

その旅路に、大魔道士サリア、聖女ニア、武道家の獣人ガイアが付き添い、

ときには仲間内で争い、泣き、そして笑い合い、

同じ釜の飯を食い、破滅の魔王である、

魔王ウロボロスを倒しに行く長い、長い物語、、


〜〜〜



…が終わった50年後のお話である。



この物語は、

大魔道士サリアが樹立した、

世界最強の魔導皇国、クロニクル魔導皇国

その現皇帝、剣帝カイン・クロニクルと、そのきさき、女帝サリア・クロニクルの娘、

第二皇女、アリア・クロニクルの物語、、、



で は な く !


その専属執事、グレイスの物語である!


〜〜〜〜


皆様、おはようございます。

私の名前はグレイス、

クロニクル魔導皇国第二皇女、アリア・クロニクル様の専属執事です。

お嬢様はお若いのにお淑やかで、それでいて活力にあふれたお方です。

私は今日も、お嬢様の身の回りのサポートをすべく、

お嬢様の寝室のドアをノックする。

「失礼します。お嬢様、起床のお時間で」

「あ」

なんということでしょう、

お嬢様が本のタワーの上に花瓶を置いてるではないですか。

そしてその「あ」はなんですか?

嗚呼、悲しきかな、

本は耐えきれず花瓶は落下、景気の良い音を立てて割れた。

カッチャーン!!

「お嬢様ァァァァァ!!!?何をされてるんですかぁぁぁぁぁ!!!??」

(毎度毎度なぜ、、なぜそのようなことをされるのですか、、)

「あ、あはははは、、、」

〜〜〜

サッサッサッサッ

「ふぅ、、」

片付けよし、

「さてお嬢様、間もなくお食事の時間です。」

「分かったわ。」

そう言い、メイドに着替えさせてもらったアリアお嬢様と一緒に食事を用意した部屋へと向かう

「グレイス、」

「アリアお嬢様?どうされました?」

お嬢様は絵画を指差すと、

「ヒゲ」

「お嬢様、、?」

時折お嬢様はよくわからないことを仰る。

カチャッ

「本日のメニュ」

「わ〜い!ご飯!!」

「・・・」

もういいか。

「アリア、はしたないですよ。」

シアお嬢様、、!

「大人しく座りなさい。」

と、フォークを優雅に持ち、

ボキッ

と、へし折った。

「お嬢様ァァァァァ!!!?」

「我、参上、この食卓の食事を喰らう者なり!」

「あぁ、、収集がつかなくなって来ました。」

こういう時はどうすればよいのでしょうか。

嗚呼、第一皇子のロイド様、

早く遠征から戻って頂きたいですねぇ、、

〜〜〜

朝食の後は、場内の散歩です。

体を軽く動かすことは良いことです。

ただし、私の疲労は積み重なるばかりです。

「ヒャッホォォォ!!!!」

「お待ち下さいアリアお嬢様ァァァァァ!!!!」

子供とはすごいですね。いくら走っても疲れ知らず、、

子供は風の子とはよく言います。

お陰で毎朝城内マラソン30分コースです。

「ゼェ、、ハァ、、追いつきましたよお嬢様、次は魔術稽古のお時間です、、」

「えぇ〜、、は〜い。」

お散歩した後は、昼前まで魔術の練習をします。

「炎よ、我が手に集え、敵穿て!〘ファイアボルト〙!」

ズドドン!

「12歳にも関わらず、この練度、流石です。」

魔術は8歳で発現する、

属性は4つの中から、

火 水 土 風

の中からどれかから発現する。

私の場合は、、

「グレイスの魔法も見せてよ!」

「仕方ないですね、使ったら練習再開してくださいね。」

アリアお嬢様は、仕方ないな、といわんばかりに、

「しょうがないな〜」

と、おっしゃった。

私は、そばにある訓練用の短剣を取る。

この国は魔導大国だが、一部魔法は剣術と相性が良いため、

剣術訓練もする

「まぁ、あまり褒められたものじゃないですが。」

短剣を逆手に構えると、的を見据える。

「〘シフト〙」

グレイスの姿が消えると同時、

的の背後から出現し、

「〘クイックムーブ〙」で短剣を振り抜き、的の首元をねらい、突いた

「、、、そ、それって、陽魔法の、動きを初動から最高速度で始められる、〘クイックムーブ〙ですよね、

しかも高等テクニックの詠唱省略まで、、ですが、えっと、何故消えたんですか?」

「はい。よく勉強されてますね」

「当然よ!でも、、」

アリアお嬢様は少し考え込むと

「〘シフト〙って陽魔法じゃなくて陰魔法じゃない、、?」

「そうですね、シフトは陰属性の短距離移動魔法です。」

お嬢様は私に詰め寄ると、

「でもでも!さっき陽魔法使ったよね?どうして?」

私はゆっくり説明する

「属性には、陰の炎、陽の炎というように、4つの属性の特性として

陰と陽があります、稀に、その陰と陽がそのまま発現したものが、

陰魔法と陽魔法です、更にその相反する特性や属性が共存して発現する者も居ます。

私は皆が扱える火水土風が全く使えませんが、

陰魔法と陽魔法を使えるのです。お嬢様は、陽の炎ですので、

攻撃に特化した炎魔法が使えます、訓練次第では陽の風や土も使えますが、

陽の炎の逆、陰特性の魔法や水属性の魔法が全く出来ません。

こればかりはどうしようもありません。」

と、しれっと魔法学の勉強に持ち込むのも私の仕事です。

魔法学の勉強が終わればしばらく休憩です。

軽食を食べながら読書されるのがお嬢様の趣味です

「グレイス!この本はとてもおもしろいわよ!」

「あぁ、それは、、ファンタジー作品ですね、私も小さい頃憧れました。」

アリアお嬢様は本を開くと、熱心に語った。

「科学文明、、!一度は見てみたいなぁ、、!

魔力を一切使わず動く機械、、魔法無しで動く兵器や道具、、

特にこの〝拳銃〟とやら、、

片手で持てる大きさなのに、鉄を貫く凄まじい武器、、

一体どんな仕組み何でしょう、、私も使えないでしょうか、、」

そういい、指を銃のように構えると、指先から炎魔法を放つ

「バーン!」

チュン!と的に当たる、

「お嬢様、金属をそんな小型に加工するのも、魔法無しで鉄を貫く武器も、、

どんなに言っても空想は空想、、現実では使えませんよ。」

「は〜い。」

「ですが、憧れる気持ちもわかります。

私も空を飛ぶ鉄の飛竜にあこがれていた時期もありました。」

「〝飛行機〟!私も一度は乗ってみたいです!」

「ですね、さ、そろそろ貴族の作法のお勉強です、がんばってくださいね。」

「うぅ、、は〜い。」

アリアお嬢様はしょぼくれると、作法の本を持って部屋へと向かった。

私はこの隙に食事を取ります。

「今日はサンドイッチですか、」

手軽に食べられて美味しい。私の好物の一つです。

しれっとお嬢様のファンタジー本を眺める

私にもそんな年頃がありました。

異世界の戦争では、

魔道士の魔法の打ち合いではなく、

銃と呼ばれるものから放たれる弾丸が飛び交い、

戦闘用に作られた飛行機から、爆弾というものを落とすそうです、

一体魔法もなしに何故飛んでいるのか、

魔法もなしに何故爆発しているのか、、

そういうのに突っ込むのは野暮というものです。

授業を頑張って受けているお嬢様を眺めていると

2時間ほどで授業が終了したので、

次はヴァイオリンの習い事です

ちなみに、公式の場では第二王女殿下と呼びます

流石に公式の場でお嬢様と呼ぶと怒られてしまいます。

「ヴァイオリンは嫌いじゃないんだけど、、上手く出来ないなぁ、、」

「それは練習あるのみです。」

私も出来ないので、アドバイスも何も出来ませんがね。

「ではお嬢様、頑張ってください!」

「えぇ、私の勇姿を見ていなさい!」

その後1時間に渡って初心者よりはマシなヴァイオリンを遠い目で聞き、

その後は湯浴みの時間ですので、

メイドに交代し、私は早めの夕食を取ります

「グレイスか、どうだ、娘の様子は」

「こ、!?皇帝陛下!?なぜここにいらっしゃるのですか!?」

慌てて膝を着くが

「よいよい、それよりこれから儂は出かけてくる。」

私は恐る恐る聞く

「、、魔王様との飲み会ですよね。」

「ぬぐ!?何故それを!?」

私は言葉を紡いでいく

「それで先日も皇后陛下にこってり絞られていましたよね。

〝仲が良いのは良いけど、ちゃんと内政もしてるんでしょうね?〟

と。」

皇帝は顔を引き攣らせると、ヤケになって笑う

「絞られた後に拳骨食らっちまったわ、ハッハッハ!」

「は、はぁ、、」

ちなみに、魔王様と元勇者の皇帝陛下は、

一度殺しあったが、邪悪な魔力を消し飛ばされた魔王様はすっかり丸くなり、

今では酒を飲み笑い合う仲になったとか。

「ですがお気をつけを、、

最近は堕天使族の動きが怪しくなっております。」

そう、神に反逆した堕天使を、邪神が率いて神を殺したのがつい20年前、

現在は天使対魔族の戦争が起こりそうなのだ、

人間側は巻き込まれないよう、

話がギリ通じる魔族と交渉し、

昔は 

魔王と魔族 対 神と人間 だったのが、

今では

邪神と堕天使 対 魔族と人間 という風潮が強くなっている

その会合という名目で飲み歩いては皇后陛下に絞られるのが、

ルーティーンと化しておられるのですが。

「魔族と人間の繋がりは順調です、ですが、、」

皇帝陛下は頷く

「うむ、邪神陣営が思ってた数倍強力でな、

魔法に耐性をもつ堕天使族相手に苦戦中だそうだ。」

やはり、魔法というのは、天使を通じ神から授かる術、

その過程で堕天使族は魔法に耐性を持っているとのこと、

そう上手くは行きません。

陛下をお見送りした後、

湯浴みより戻られたアリアお嬢様を食卓までお送りし、

夕食を取られた後、

お部屋までお送りし、本日の業務は終了です。

「さて、私もこの仕事を片付けたら寝ましょう。」

そう思い、窓を開け、昏い暗黒の夜、

空に浮かぶ月を眺めるのが私の日課なのです。

「涼しい風ですね、」

そう思い、目を閉じた。

今日は二日月、

明日は月が見えないのか

少し寂しいものです。、

仕事に戻った。

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― 新着の感想 ―
新しい小説! 不定期更新らしいですが愛読させていただきます。 この小説のこれからの展開が楽しみです!
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