あとがき
本作をお読みいただき、ありがとうございます。
多少なりとも、お楽しみいただけたならば幸いです。
本作『竜を辿った幼き帝と、小猫が探した仲間の噺』は、『竜に恋した小娘と、娘に従う小猫の噺』の中で曖昧にしていた一つの事に解答を出すための物語でした。
つまり、『小猫』と『小娘』の関係です。
……え? タイトル詐欺ってる?
うん。そうなんだ。自分でもそう思うんだ。でも一度キャラに自由に動いて貰ったら、もうこっちのほうが自然に思えてきて、結果プロットを放棄してでもその流れで書いた方が良いと思ってしまったんです。
リハビリとしては失敗例ですが、のびのびと書けたので良しとします。
とはいえ、課題が多いですね。
まず主役が切り替わるタイプの三人称がすごく書き難い。主役をきちっと据えるタイプのほうが私には合っているようです。
苦手を修正して行くか、得意を伸ばしていくかは考えものだなぁ……。
それと、プロットを離れそうになった時、『書いてから考えよう』と発想してしまったのも駄目かもしれません。
大まかな結末は同じでも、最終的に提示されている情報が余りにも違うと言うか。
プロット上ではエリシエヌさんが肉弾戦するはずだったんですけど、プロット上の第三章~第四章の前半がごっそり省かれてしまったため、本作内には入りませんでした。
もし同シリーズで書く事があるならば、そのあたりに視点がおかれるかもしれません。
とりあえず、得られた教訓を。
プロットには可能な限り忠実に書こう。次回のリハビリはがっちがちにプロット固めて、その上で書き始めます……。
なんともしまらない感じになりましたが、本作もお付き合いいただきありがとうございます。
気が向きましたら、次回もお付き合いください。
2016年8月2日
朝霞ちさめ
執筆環境...
StoryEditor(v3.31)
詳細設定環境...
Mediawiki形式(※竜に恋した小娘と、娘に従う小猫の噺と共通)
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