スペック
「君達さあ……別にそんなランニングだとか体操だとかしなくても、丈夫に健康に身体は作ったし、ちょっとやそっと暴飲暴食したって平気だってのに食い物に気を使い過ぎじゃない?」
俺達はここ最近日課にしているランニングと体操の小休止に神に小言を言われていた
今日の神の姿は……白衣の金髪の女博士である
「そうは言うが油断してる奴がコロッと逝くんだよ
知り合いのデブがコロッと逝ったからな前世だと」
「自分で言うのもなんですが、私とセバス様……事故らなくてもあのまま行ってたら……遠くないうちに死んでた気がするんですよ……だからどうしても」
ヤレヤレと肩をすくめながら神は言う
「あのねえ……君等の身体はちょっとやそっとの偏食で乱れたりしないし毒なんかも効かないし身体能力だってトップクラスにしといたんだよ?」
しかしそれでも、不安だと思っていると
「はあ……ちょっと君等のスペックを確認しよう
信じられないなら実践してみよう」
神が指を鳴らすと見知らぬ白い部屋に俺達は居た
「ヨシ!やってみよう!」
気がついたら目の前に瓦が沢山積まれていた
瓦割でもしろというのだろうか
「その通り!思い切り行け!ゴーゴー!」
「ゴネても最悪……はあ……トゥ!!」
「ええい……!ヘヤァ!」
どうせゴネてもとヒルデと俺はヤケクソでシャウトしながら拳を振り下ろすと
バリィィ!!!!!!!!!!!!
瓦は見るも無残な残骸へと姿を変えた
「なんとかなりましたね………しかも拳は痛くも痒くもないですね……セバス様は?」
「俺も平気だ……前世じゃあこんなの無理だったろう」
ほらねっとドヤ顔の神をみていたら気がついたら元の場所に返されていた
「ね!君等の身体!すごいでしょ!」
「凄いですけど……怠けてたら衰えますよね?」
「だな……せっかくの身体なのはわかったから鈍らないようにしないと」
俺達がまだ運動を継続しようと考えると神はもういい勝手にしろと消えてしまった




