ダーツ
懲りずにまた不法投棄
「レディース!エンド!ジェントルメン!」
気がつくと僕はよく分からないステージを眺めていた
僕こと伊藤 大樹以外にも大勢の人が居るようで大なり小なりみな困惑しているようであった
「よく集まってくれた!善良なる魂達よ!異世界に行きたいか!」
ステージで女性が声高に叫んで我々観客?に語り掛けてくるがどう反応したものかと皆ざわざわとしかしていない
「なんなんですかね?これ?って大樹?」
「わかりませんよ?っと?京介?」
さらっと話しかけられて反応してみたらそれは我が友、柳 京介であった
知り合いを見つけてホッとしているのも束の間声高な説明は続く
「ここにある的には君達の名前が書いてあるこれをこう!」
勢いよくダーツの的が回りステージの女性がさらに説明を続ける
「ここにはダーツが2本!異世界行きは今回は2人だ!そぉら!行けぇ!」
勢いよく女性はダーツを2回投げて見事に的に突き刺さる
そして確認の為に回転をとめる
「こんだけ人が居たら僕等になる訳ないよね」
「お、そうだな」
2人で僕等な訳がないとギャハハ!と笑い合っていたら……
「おめでとう!伊藤 大樹さん!柳 京介さん!ステージへどうぞ!」
あ……当たったあ……果たしてこれは幸運なのか不幸なのか……そんな事考えてる間にも
スポットライトに仲良く僕等二人は照らされている
「ほら!早く!」
急かされたので何が何だか分からないまま2人でステージへと上がる
「2人ともおめでとう!ほら!拍手!」
他の参加者?は女性に頼まれると何故か素直に拍手し始めた
僕等も素直に上がったのであるが何かされているのか?
「まあちょっとね!」
不味い思考が読まれている!
「人の心にズケズケ土足で上がりこみ弄くるとは感心しないな」
我が友、京介は得体のしれない女性を堂々と視線に捉えて言い放つ
勇敢とも言えるが無謀ではないかと思う
「こりゃ手厳しい!そう言う子はそれはそれで好きだな!」
機嫌は損ねて居ないようである
ズケズケ心を覗き干渉出来る相手であるから幾らでもやばい事が出来る気がするので何よりかもしれない
「警戒されてるなあ
まあ理由も分からずこんな茶番に参加させられてるから当たり前か」
こちらの態度などあまり気にしてないように呟き
「他の善良なる魂達は選ばれなかったけど天国には行けるから安心してくれ!解散!」
と指を鳴らすた他の人は消えてしまったのである
これからどうなるのであろうか僕等?




