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コピーセンター懲りない面々04偽札をね…

今も存在しているかも知れないコピーセンターは貴方の近くにもあるかも知れません。


さて、コピーセンターには色々と事情を抱えた人が訪れておりました。


今回は偽札絡みのお話です。


皆さんもご存知の通り、

偽札造りと言うのは重罪でして、

悪質な場合、無期懲役にまでなるとか。


来店されたのはお父さんと息子。

息子はまだ未就学児で、

親子共にあまり裕福ではないであろう姿でした。


爽やかなスマイルで対応した俺に、

父親はモゴモゴ言いながら自身でコピーをとりたがる。


当時のコピー機と言うのは、

今よりも高級品で繊細でしたので、

必ずコピーは諸々の調整込みで従業員が行う物でした。

カラーコピーは一枚数百円でしたし、

とり損じもメーカーへの支払い枚数にカウントされたからです。

(つまり失敗=赤字)


やけにしつこく自身でコピーをとりたがる父親は、

強引に何かをコピー機に置き、

スタートボタンを押そうとします。


「ちょっと!やめてください!」


引き離し確認すると、

そこにはしわくちゃな一万円が。


彼は偽札を造ろうとしていたんですね。


ただね、コピー機で偽札は造れません。

お札をコピーすると当時は黒くなりました。

今は業務用だと多分モザイク模様や幾何学模様などが写り、絶対にお札はコピー出来ないのです。


その事を父親に丁寧に説明させていただきお帰りいただきましたが、

まあこの時点で本来は警察案件です。


でもね…多分困ってたんですよね。

お子さんもいてさ、なけなしの一万円札だったんでしょう。


罪を憎んで人を憎まず。


もう時効ですのでご容赦ください。

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