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スポットライトは道標 番外編  作者: 霧雨剣義


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プラタナスの努力

才能なんてものは、本当は存在しないのだろう。

人の努力の道筋を才能と称する。

けれどみんな、才能は才能と信じて疑わない。

努力の結果を証明しなければ認めてもらえない。

見せない美学も、大切な文化だったはずだ。

いったいどれだけの人が、俺のこれを、”才能”だと称するのだろうか。

自分より優れている人を天才と称し、追いつけないから諦めるのだと。

言い訳にされるのにはもう慣れてしまっている自分がいる。

君には勝てないから辞める、君にはできても私にはできない。

多くの人がそう言って薄く安堵の笑みを浮かべながら職を辞していった。

その笑みに、その安堵に、俺がどれだけ呆れているかも知らずに。

頑張っていても追いつけない、そんなものはない。

頑張り続けたからこそ、俺はここに立っている。

同じくらい、同じように頑張れば追いつけないはずはないのだ。

だけれど、みんな俺の努力を才能と、俺を天才ということで、

俺を理由に頑張ることをやめた。

頑張ることは辛く苦しい。

時に息が詰まる。

しかし苦しまなければ、成長も達成も何も無い。

足りない。もっと、もっと頑張らなければ。

俺よりも頑張って俺よりも良い結果を残している人はごまんといるのだ。

超えたいのではない。俺の目指すところは超越者ではない。

結果がなければ結局は評価されることはないのだから、出さねば意味がない。

けれど、結果に固執してしまえば、視野は狭まる。

だから、好きなことをひたすら極めていこうと思った。

楽しいことばかりではなく、辛いこともあるだろうが、

その先に必ず自分の望んだものがあると信じて。

もっと、もっと頑張って、俺は唯一無二の本物の「天才」になってやる。


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