初めての冒険者
えー。皆さんに報告。
一週間後に期末テストです。
後、1話位しか投稿できません。それ以上投稿していたら、作者が期末テストを諦めたと思っていてください。
(起きたら身体が動かない……金縛りか?)
俺は原因を確認するために首を動かして確認すると、ミューナが俺の身体の上で寝ていて、ヘリスは俺の右腕に抱きついているしヘリスの足が俺の足に絡まっている……右腕が幸せだ。
「お~い、起きろ~」
俺が二人に声をかけると、意外にも直ぐに起きた。朝に弱いわけでは無いらしい。
「むぅ~」
ミューナはそれでも眠いのか、寝ぼけながらも起きてくる。
ヘリスは、
「んぅ……?、あわわわ」
俺の腕と足に絡み付いているのを認識すると顔を真っ赤にして慌て出した。
朝からこれは眼福だな……。
「え、えと……そのっ……すいません……。」
「ああ、全然いいぞ?むしろ毎日してほしい」
しまったっ!?つい考えていたことが口に出てしまった……。
「えぇっ!?その……あの……頑張ります……」
ヤバい、気まずい雰囲気になってしまった。て言うかヘリス、頑張りますってなんなん?俺の理性をもうこれ以上壊さないでくれ……。
「ご飯は~?」
「そ、そうだな!!とりあえずご飯を食べよう‼」
「はっ、はい!!行きましょうか!!」
おお、ミューナのおかげで助かった……。
その後俺達は朝食をとり、身体を洗った。イベント?起きてない。水浴びは男と女でちゃんと別れていた。
今日は、昨日商人さんに紹介してもらった他の商人さんの護衛として、次は王都に行く。昨日と違って5日かかるので、途中にある町によったりしてそこの宿で夜は寝るらしい。
乗り合い場に着いたわけだが……。
「おお、貴方がアルギウス様ですか?」
「ええ、そうです。では、貴方がリンド商会のベルドさんですね?」
「え、ええ……6歳と聞いて少し侮っていましたが流石巷で神童と言われるだけはありますなぁ」
ベルドさんの所属しているリンド商会はかなりの規模らしいから社交辞令用の挨拶にしておいた。
て言うかここでも神童が広まっているのか……。
「貴方がたの他にもう一組護衛の冒険者がいるのですがよろしいですか?」
「ええ、流石にいろんな噂があれど初めて見た6歳児には任せられませんからね。」
「失礼ながらそうです……。それと、聞いたのが昨日でしたので我々も、もう護衛を雇っていたのですよ」
「なるほど、そういうことだったのですね。むしろ私達を急遽乗せて頂けることに感謝していますよ」
―――――――――――――
そうしてアルギウスはベルドにお辞儀をして先に去ってしまう。
ベルドはアルギウスの向かった先を見ながら、
(神童と呼ばれているとはいえまさかここまでとは……。しかし、まるでやり手の商人を相手にしているかのようなあの圧迫感は何だったのでしょうか……?)
ベルドはそこで背中が冷や汗に濡れているのに気付く。
(これは……あの方には是非ともリンド商会を優遇してほしいですねぇ……)
実はこのベルドという男、リンド商会ではそれなりの地位を持っている。
今回は自分より下の地位の商人にアルギウスを薦められたのだが、その商人は地位こそ低いものの、人を見る目に関してはベルドでも魅力的に見えるほどなので、今回は二組雇う筈だった護衛を一組しか集まっていないうちに締め切ったのだ。
――――――――――――――――――――
俺達が馬車に行くと、冒険者とみられる人が3人いた。とりあえず挨拶だな。菓子折りはないが。
「こんにちは。今日一緒に仕事をさせて頂くアルギウスと言います。ギルドにも入っておらず、護衛経験も一度だけですがよろしくお願いします」
「ん?ああ?坊主達がもう一組目の護衛か?どうせその顔でチヤホヤされてたんだろうがここはそんなに甘くねえからな?余計な事をしたらぶん殴るぞ」
「またそうやってビルドは新人を脅す……まあこいつに悪気は無いから許してやってね?」
「はあ、新人イビりは貴方の悪い癖です。確かに調子に乗った新人には効果的ですがまさか6歳児にまで見境なくするのは……正直引きますね。」
「わ、悪かったって!あー、坊主、その、すまねえな」
おお、初めての冒険者は中々良い人達じゃないか。
「いえいえビルドさん、お気遣いありがとうございます」
そうして、自己紹介に入ったわけだが。
ビルドさんは筋肉隆々のおじさんだが意外と良い人だった。因みに大剣使い。
そして初めにビルドさんを叱っていた女性はミラさんといい、スレンダーな体つきの人だった。胸も。彼女はシーフらしく、罠やら宝箱を解除したり、迷宮での地図作りから何やらをこなすらしい。因みに短剣と弓を使うらしい。
最後にビルドさんにキッツい事を言っていた人は、バズさんと言うらしく、魔法使いらしい。得意な属性は風らしい。
しばらく俺達で話していると、
「おーい!出発しますよー?」
とベルドさんから出発の知らせがくる。
そうして、俺達は各持ち場に行くわけだが、俺達は馬車の後ろで馬車の縁に座りながら警戒しておけと言われた。
体力はあるので心配は無いのだが、言っても信じてもらえないだろうから、素直にお言葉に甘えることにする。
暫く進むが殆ど魔物が来ない。何回か来た分もビルドさん達が綺麗に仕留める。技術に関しては俺は全くビルドさんに届かないのがはっきりと分かる。
そんなこんなで日が沈んで来た辺りで初めの町に到着。宿で何故かビルドさん達と食べる事になった。
「坊主、お前のその喋り方は嘗められるぞ?せっかく目力あるんだからもっと口調を男らしくだなぁ……」
「そうですね……王都に着くまでに練習しておきますよ」
俺はビルドさんに冒険者になるためのアドバイスを貰っていたり、
「ヘリスちゃんってアルギウス君と兄弟なんだよね?」
「いえ、似ていますが血は繋がっていませんね。……そう言うことなので渡しませんよ?」
「確かに顔は良いし性格も良いのは分かるけど、流石に6歳の子を狙ったりしないわよ……」
ヘリスとミラさんは向こうでこそこそ何かの話をしている。時節俺の名前が聞こえるような気がするんだが……。
「むぐむぐ……おいしぃー!」
「ミューナさんはよく食べますね……というか、いったいどれだけ食べるんですか?この身体でここまで食べれるとは……なかなか興味深いですね……。」
ミューナの食べっぷりを見てバズさんは疑問符を浮かべているようだ。……実際はミューナもスライムなので空気中の魔力を吸収するだけで生きていけるらしいのだが、本人が食べたいのなら俺は良いと思っている。
俺も飯を食う幸せは十分理解しているつもりだからな。
因みにビルドさん達も俺の噂は知らないらしい。俺もこの調子でもっと噂の無いところに行きたい。
王都に行ったら自重しよう……。
そうして晩御飯はお開きになり、それぞれ部屋に戻る。
着替えなども終わり、2人に今日ビルドさんに聞いた話をする。
「今日ビルドさんに聞いたんだが、ギルドにもランクがあって、下からG、G+、F-、F、F+、E-、E、E+、D-、D、D+、C-
、C、C+、B-、B、B+、A-、A、A+、S、SS、SSS、の計23個があって、ビルドさん達はCランクらしい。……因みにSSSランクはいることはいるらしいが殆ど伝説上の人みたいな扱いらしいぞ」
そう、ビルドさん達でもCランクなのだ。いや、実際は高いのだが、上を見た場合にはビルドさん達でも紙切れのように倒せるような人達がいっぱいいるのだ。最終的にはそんな人達よりも強くならなければいけない……。
「え?でも昔の人達はビルドさんを倒せるような人達はうじゃうじゃいましたよ?」
「……マジで?」
「……マジです」
あれ?この下り前もあったような。
それよりもだ。昔はどんだけヤバい時代だったんだ……。
「言っていませんでしたがこの時代は昔よりも装備やアイテムの強さが低いですね……」
流石ヘリス。いろんなアイテムや装備を作っていたからかスキルが無くても観察力が凄いな。
そうして暫く喋った後、眠くなってきたので皆で寝た。
ミューナ?眠かったのかもう寝ていたよ。まあ、寝る子は育つんだろう。スライムだけど。
朝、2人が絡み付いていたのはもう言わなくても良いだろう。
俺は何時もより早く起きたので二人を起こさないようにして抜け出し、素早く着替えてから外に出る。
俺は少し悩んでいた。……別に悪い事では無い。
悩んでいたのは俺の装備品の名前と、次に取得するスキルについてだ。
装備品は俺のネーミングセンスだと厨二病の塊になってしまう。いっそ開き治って厨二病の赴くままにつけてしまおうか?……流石に楓と大城に会ったときにドン引きされるだろうしな……。それにヘリスが初めてくれた物だし……。
とりあえず保留かな……。
次にスキル。これについては考えがある。それは前々から気になっていた『初回限定!!才能開花キャンペーン!!』だ。これは100pt の供物が必用だが、幼竜を倒した事で4ptゲット、これで36ptある状態になった。それと、ヘリスによると魔力も頑張ったら供物になるらしい。物じゃないけど。
俺が昔魔力が身体の中に消えていくと思ったのはそこに魔力を注ぐと供物となるようになっていたのだろう。
そして、護衛として倒していた魔物の分と注いでいた魔力のおかげで+1ptだ。なので今現在は37ptある。
……先は長いな。
そんな事を考えているとヘリス達が起き出してきたようだ。
王都まで後4日。
それまでにビルドさん達から冒険者の心得を学ばせてもらおう‼俺はそう決意して宿屋に戻っていった。
次回テンプレ!!今度こそ出したい!!




