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満腹いちごミルク

退屈な授業きくフリしながら

君の横顔を見てる日々


部活仲間の応援しながら

君の一等を祈った瞬間


女友達とクラス分け見ながら

君の名前を探したあの日


全てをちゃんと伝えてしまいたい

そんな願いと

全て飲み込んでおかなくちゃダメ

そんなプライド



口の中

閉じ込めておくにはあまりに酸っぱくて

ミルク一滴


飲み込んで

消化しきるにはあまりに壮大で

もう満腹



一滴垂らしただけのミルクは

私の舌には甘すぎて

けれど全く垂らさず食べると

酸味が強くて泣いちゃいそう


いつからそんなにデリケートで

面倒な味覚を持ったのかしら

いつからこんなに敏感で

揺れやすい心になったのかしら


お腹いっぱい

もういらない

いいえまだだわ

あと一口だけ


どうしようもなく惹かれるままに

また君の姿を目で追ってたら

いじわるな神様ね


君と視線がぶつかって

甘酸っぱさでもう限界


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