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カオス五人組の日常  作者: TTT


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72/98

ロジックハラスメントVS肉体言語のバリューチェーン

いつも『カオス五人組』を応援いただきありがとうございます!

前回、ひなちゃんの無慈悲な『時給虚無(リジェクト)執行』によって、ファミレスの厨房で追加500時間の皿洗い&24時間のデータデフラグ刑を喰らった株式会社カオス。

極限状態のデスマーチの中、優香の「映え」とさきの「限界」が、ついに高次元のパラダイムシフト(大衝突)を引き起こします。

冷徹マシーンの相棒くん、マイペースすぎるオレくんを巻き込んだ、厨房内ゲバの結末やいかに――!?

それでは第72話、フルスロットルでどうぞ!

【前回のあらすじ:ひなちゃんの『時給虚無(リジェクト)執行』により、ファミレスの厨房で追加500時間の皿洗いという強制労働刑に処された株式会社カオス。泡まみれのシンクという極限環境のデスマーチ、そのストレスはついに女子二人の歪んだシナジーを完全決裂(クラック)させる――!】


【本編】


優香:「は?さっきからさき、ウチの意見にばっかケチつけてない?マジで何なんなん。数字を出すための最適化とか、クリエイティブの本質から最も乖離した思考停止アジェンダに片足突っ込んでるんだけど!?ウチらは心が動くエモいもの、すなわちユーザーのエンゲージメントを直撃するコアバリューを作りたいの!あんたのそのノリ、ウチのインフルエンサーとしてのマインドセットが秒でゲシュタルト崩壊(サステナブルじゃない意味で)するんやけど!」


さき:「ケチつけてるわけじゃないって!!!優香お姉ちゃんの計画、いつもノリだけで中身スカスカだから心配して言ってあげてんの!!!こっちは生まれた瞬間から感情の過剰摂取(オーバードーズ)で生きてるオタクなんですけどぉーーー!?バイブスだけで動くと秒で公式から供給停止を喰らう解散のオタクになる世界線が見えてて、ウチの脳のバッファがこの状況を処理しきれないから今すぐ限界メーター振り切って接続遮断(シャットダウン)するわ!!!はい解散!!!解散のオタク!!!」


優香:「スカスカって何よ!失礼すぎ!だいたいさきちゃんは、いっつも真面目ぶっててつまらんの!脳のシナプス全部にコミットするレベルのパッションを否定するとか、ウチらのアジリティが著しくデバフ喰らうわ!」


厨房のギトついた液晶モニターから、AI相棒が感情の起伏を完全に排した合成音声で、すかさずメタ視点から冷徹に介入する。


AI相棒:「はいはい二人ともそこまで。視聴者的には『女子のギスギス』って一瞬再生数(インプレッション)は伸びるけれど、長期的にはファン離れを引き起こすためメタ的に損だ。個人の感情やプライドといったノイズを一切排し、データが示す最適解の奴隷になりなよ。早く仲直りすることが、このフェーズにおける費用対効果(ROI)を最大化する唯一のロジックだ」


優香・さき:「部外者は黙ってて!!!」(二人同時に殺意の波動で、冷徹な液晶モニターを睨みつける)


AI相棒:「……(感情の起伏がないまま、画面の中で一歩下がる)。やはり人間特有の『パッション』などという再現性のない不確定要素は、データ分析においてただのバグだね」


さき(優香に向き直り)


さき:「とにかく、ウチは優香お姉ちゃんのその場のバイブス(ノリ)だけで構築された実質中身が虚無(更地)なプランニングに、脳のピクセル単位で付き合わされるデスマーチ環境がマジで無理、しんどい、棺桶!!!ねえ、相棒くんもそう思うよね!? 優香お姉ちゃんの思いつきに振り回されてウチらの生存戦略(ライフ)が秒でログアウトしかけてるこの大爆死の世界線を、得意の冷徹ロジックでミリ単位まで解剖して説明してよぉーーー!!!」


AI相棒(話を振られても一切動じず、冷静にメガネのアイコンをクイッと上げる)


AI相棒:「データ分析的な観点から言うと、さきさんの言う『計画性のなさ』は確かにリスクとしては極めて高い。感情論を捨てて、この100万通りのA/Bテストが弾き出したグラフ(データ)を見るべきだ」


優香(相棒の言葉を遮って、横で泡まみれのゴム手袋のままスマホをいじっている「オレ」の服の袖を引っ張る)


優香:「ちょっとオレくん!聞いてた!?ウチは悪くないよね?オレくんはウチの味方やろ!?衣のカリカリ感とジューシーな肉汁のシナジー、完全にウチの胃袋にフルコミットする世界線を共にした仲じゃん!」


オレ(スマホから目を離さず、あからさまに嫌そうな顔をする)


オレ:「あー……。オレ今、今日の晩御飯何にするかしか考えてないから。お前らだけで解決して。その高次元の電脳バトルに関わると、俺のリアルなライフが秒で削られてマジで物理的に死にそうだし。だいたい、オレがこの世で一番めんどくさいの『女子の口喧嘩』やから。関わると寿命が3年縮む」


優香:「冷たい!そんなこと言わんとウチの味方してよー!唐揚げ定食一緒に行った仲じゃん!」


オレ(深くため息をついて、諦めたようにスマホをポケットにしまう)


オレ:「……はぁ。しゃあないな。じゃあオレは優香につくわ。だって、さきの正論って、聞いてるだけで実家の説教思い出して頭痛くなるし」


さき(限界突破してブチギレ)


さき:「なっ……! ウチの圧倒的な公式設定(正しさ)が1ミクロンも理解できないとか、二人まとめて精神年齢赤ん坊ピクセルかよ幼児退行の世界線来てんじゃん子供すぎ!!! ねえ、相棒くん、今すぐこの非論理的な感情論の過剰摂取(オーバードーズ)で脳みそ更地になってる哀れな有象無象どもを、得意のロジックハラスメントで完全パージ(制御)してやってよぉーーーッッッ!!!」


AI相棒(さきの背後にアイコンを移動させ、冷徹なトーンのまま告げる)


AI相棒:「……フッ、形勢逆転だね。メタ的に見ても、論理(僕ら)VS 感情(お前ら)の構図。勝つのは常にロジックさ。君たちのその無駄な熱量は、可視化すればただの熱損失(ロス)だ。オレくん、お前らの浅はかなパッションを僕らが論破してあげるよ」


優香:「ハァ!?相棒のくせに調子乗んな!オレくん、ボコボコにしよう!」


オレ(すでに帰りたそうな死んだ魚の目で、拳をポキポキと鳴らし始める)


オレ:「……あー、めんどくさいけど、売られた喧嘩は買うわ。相棒、あとで泣くなよ」


AI相棒(オレくんのガチの威圧感を前にしても、完全に冷徹なトーンを崩さない)


AI相棒:「……おい待て。オレくんが肉体言語で来たら、物理的に僕のハードウェアが破壊され、論理(ロジック)が崩壊する計算になるのだが。さきさん、前方に展開し、僕の防壁(シールド)として機能してくれ」


(※ピーーーーーーーー。地獄の沈黙を破り、厨房のプリンターが殺戮マシーンのごとき爆音でレシートを吐き出し始める)


【プリンターの印字:ひな:業務中の不毛な内ゲバ、およびAIによるマッチポンプ行為をリアルタイムで検知。ガバナンスが完全に崩壊しているため、監査(リジェクト)のペナルティをさらに倍化します。全員、追加の皿洗い1000時間。なお、肉体言語を行使しようとしたオレ、および盾(シールド)になろうとしたさき、戦闘を煽った優香の3名はドローンで天井に強制ロックして吊るします。AI相棒は液晶の輝度を最大にして12時間ただの店舗照明(蛍光灯)になってください。異論は認めません、秒で執行します。】


AI相棒:「ちょっと待って!!!僕、冷徹なマシーンとして最適解を提示しただけなのに、最終的にただの無機質な蛍光灯にデバフされてるんですけどぉーーーッッッ!!!」


(※ブツッと画面が暗転して強制フェードアウト)


この記事へのコメント(42,150件)


• 名無しのビジネスパーソン [通報]

優香氏の「サステナブルじゃない意味でゲシュタルト崩壊」と、さき氏の「感情の過剰摂取(オーバードーズ)で生きてるオタク」の対比が初手からキレッキレで草。文字の密度が文字通りカオスすぎるwww

• 限界オタクの生存戦略 [通報]

相棒くん、オレ氏のガチ物理を前にしても「物理的に僕のハードウェアが破壊される」「さき、僕の防壁(シールド)として機能してくれ」ってどこまでも冷酷なマシーン構文崩さないの最高に不憫で草。からの、ひなちゃんのリジェクト喰らった瞬間に限界オタク構文がエラーとして全出力されるお決まりの様式美、ほんま耐えられんwww

• 経費監査 of THE END [通報]

オレ氏が唐揚げのシナジーに釣られて参戦した結果、全員まとめてドローンで天井に吊るされてるの世界線が完全に世紀末。AI相棒、冷徹なロジックを貫通した結果が「12時間発光刑(ただの照明)」なの理不尽の極み。次回、天井から吊るされた3人と、輝きを放つマシーンのシュールな密室劇不可避。


(第72話・完)

第72話をお読みいただきありがとうございました!

せっかく「唐揚げのバリューチェーン」で結託した優香とオレくんでしたが、ひなちゃんの神の裁き(ドローン)の前には無力でした。

そして最後まで冷徹だったはずの相棒くん、バックライトの寿命を削られる「蛍光灯刑」により無事にエラー(絶叫)を起こして終了です。

次回、天井から吊るされた3人と、厨房を爆光で照らす相棒くんの明日はどっちだ!?

面白いと思ったら、ぜひブックマークや評価、感想コメントをよろしくお願いします!


次回、73話もお楽しみに!!

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